こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上のボイストレーニング(ボイトレ)をしてきました。
今回『ATOボーカルスクール』25周年を記念して、プロボイストレーナーの私のキャリアの集大成として、ボイストレーニング(ボイトレ)の全知識をまとめました。
「声の全ての悩みを解決したい」、「歌が上手くなりたい」、「ボイストレーニングをとことん究めたい」全ての人へ、本当に必要な情報を提供させて頂きます。
是非ボイストレーニング(ボイトレ)のバイブルとして、末永くご活用ください。
今回のタイトルは『表現力(装飾)とは』です。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- こぶしをカラオケで簡単に歌えると出し方をしりたい
- しゃくりの簡単なやり方をしりたい
- スキャット、裏拍、フェイクをしりたい
1.【こぶしとは】カラオケ(ポップス・民謡・演歌)簡単に歌える出し方
こぶしとは、一瞬だけ音程を上下させることで、5秒で簡単に出来るようになります。
なぜなら、母音を2回歌うだけで、簡単に出来てしまうからです。
★こぶしを5秒で簡単に出来るようになる方法
母音を2回歌うだけでこぶしになります。
「大好き」という歌詞があったとします。
これを全部子音と母音に分けると、「だあいすうきい」となります。
この時に例えば語尾にこぶしを入れたい場合は、「だあいすうきいい」と「い」を2回歌うとこぶしになります。
ゆっくりした曲で最後の締めくくりでじっくり聴かせたい場合、全ての母音にこぶしを入れることも出来ます。「だああいいすううきいい」
このような形で表現の幅をどんどん広げていきましょう。
母音を2回歌うだけで、簡単に出来てしまうので、こぶしとは、一瞬だけ音程を上下させることで、5秒で簡単に出来るようになります。
こぶしをもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
2.【しゃくりとは】しゃくりの仕組みと説明・カラオケで歌う簡単出し方
しゃくりとは、本来の音の高さよりも低い音を出してから、本来の音の高さに合わせていくことで、歌に表情を出すことです。
なぜなら、本来のメロディより、少し遅れて音を下からしゃくり上げることにより、表現の幅が広がるからです。
しゃくりとは、ある音程を出す前に、低い音程を出してから本来の音程に戻すテクニックです。
音楽のジャンルやテンポにあわせて、低い音から本来の音に移る時に、ゆっくりとつなげたり、素早くつなげたり、1オクターブ以上低い音からつなげたり、半音以下の狭い音からつなげたりすることにより、きれいにしゃくりを出す事が出来ます。
しゃくりを入れると、音が滑らかに聞こえるので、カラオケ等で歌った時に、プロっぽく聴こえるようになります。
しかし、意識せずにしゃくりが入ってしまう場合は、音程が取れてないという事になります。
無意識でしゃくりは入らないように、意識してしゃくりを入れるようにトレーニングしていきましょう。
『勝手にしゃくりが入ってしまう』という意見もありますが、その通りであれば、歌いだしが毎回低い証拠です。歌いだしの音程をしっかりととれるようにトレーニングしましょう。
本来のメロディより、少し遅れて音を下からしゃくり上げることにより、表現の幅が広がるので、しゃくりとは、本来の音の高さよりも低い音を出してから、本来の音の高さに合わせていくことで、歌に表情を出すことです。
しゃくりをもっと掘り下げたい場合はこちらをチェック!
3.【スキャットとは】スキャットの仕組みと説明・簡単に出来る練習方法
スキャットとは、意味のない音(例「ドゥビドゥビ」)をメロディーにあわせて即興的に歌うことです。
なぜなら、この歌唱法は、「歌」というよりも、声を一つの楽器として表現することが目的だからです。
スキャットは、ジャズ・ミュージシャンのルイ・アームストロングが第一人者として知られています。
収録中に歌詞を忘れてしまい、適当な言葉で歌ったNGテイクがスタッフに受けて、そのまま使用されたのが、この歌唱法のはじまりです。
1960年代後半以降、日本でもテレビドラマの劇伴等に多く使用され、一般にも認知されていきました。
映画『男と女』テーマ曲、ザ・ピーナッツ「恋のフーガ」、サントリーオールドCMソング『夜がくる』、『徹子の部屋のテーマ』、由紀さおり『夜明けのスキャット』、スキャットマン・ジョン『スキャットマン』等がよく知られています。
また、第76回NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲『あの空へ〜青のジャンプ〜』でも、一部この歌唱法が用いられています。
2015年には乃木坂46が『今、話したい誰かがいる』のType-Aに、スキャットマン・ジョンをオマージュした『ポピパッパパー』を収録した。
『上手く出来ているかわからない』という意見もありますが、その通りなので、とにかく録音してみましょう。音楽的に楽しく聴ければOKです。
この歌唱法は、「歌」というよりも、声を一つの楽器として表現することが目的なので、スキャットとは、意味のない音(例「ドゥビドゥビ」)をメロディーにあわせて即興的に歌うことです。
スキャットをもっと掘り下げたい場合はこちらをチェック!
4.【裏拍とは】歌が上手くなるリズムの取り方を徹底解説【ボイトレ】
歌が上手くなるリズムの取り方のポイントは、裏拍を意識することです。
なぜなら、本来は聴こえてこない裏拍を意識することによって、細かくリズムが取れるようになり、耳も鍛えられるからです。
裏拍とは、音楽で、拍を前半と後半に分けたうちの、後半のことです。
四拍子の曲で「1と2と3と4と」とリズムを取った時の、「と」の部分が裏拍になります。
歌や楽器の演奏でリズムを取る際に、裏拍を意識することが重要です。
なぜなら、表拍だけではカバーできないより細かい部分まで自然と補うことができるようになるからです。
また、裏拍は、リズムをとる意識が必要になるので、自然とリズム感が鍛えられます。
★裏拍トレーニング:まずは大好きな曲を流します(四拍子の曲)
- 1拍目に左足を左に出して、2拍目に右足を左足の横に移動、3拍目に右足をセンターに戻して、4拍目に左足をセンターに戻します。
- 2拍目と4拍目にクールに楽しく手を叩きます。
- 1拍目から4拍目までの全ての裏拍で「あー」と声を出します。
『身体が追い付かない』という意見もありますが、その通りなので、まずはゆっくりな曲から挑戦しましょう。アップテンポの曲で、最後まで出来るようになるまで頑張ってトレーニングしましょう。
本来は聴こえてこない裏拍を意識することによって、細かくリズムが取れるようになり、耳も鍛えられるので、歌が上手くなるリズムの取り方のポイントは、裏拍を意識することです。
裏拍についてもっと知りたい場合はこちらをご覧ください
5.【フェイクとは】圧倒的な表現力を持てるフェイクの簡単歌い方とコツ
フェイクが出来るようになると、圧倒的な表現力を持つことが出来ます。
なぜなら、フェイクとは、感情の高まりを表現するために、原曲を崩して、自分のオリジナルなフレーズで歌うことだからです。
フェイクとは、本来の曲とは違う音程・リズムで、自己流のアレンジを加え、自由に歌うことを言います。
アドリブの一種ですが、基本は原曲に沿って歌います。
感情の高まりを表現するために、楽譜的な決まりを取っ払います。
★フェイクの簡単歌い方のコツ
とにかくたくさんのアーテイストの完全コピーをする事です。
1番、2番と歌って、ラストのサビにかけて、メロディをどんどん崩して、歌うアーティストが多いので、そのフレーズをたくさん自分の引き出しに、入れていきましょう。
YouTubeで、オリジナル歌唱をフェイクして、歌うアーティストも多いです。
このようなフレージングやリズム感、感情の載せ方をマネして、身につけていきましょう。
『普通に歌うだけでも難しいのに、フェイクまで考えられない』という意見もありますが、その通りなので、まずは、普通に歌えるようになりましょう。
無理にフェイクを入れる必要はなく、元々のフレーズで人の心を打つ歌が歌えるのであれば、それで十分です。
感情が高まって、自分のオリジナルなフレーズが降ってきたら、是非そのフレーズで歌ってください。
フェイクとは、感情の高まりを表現するために、原曲を崩して、自分のオリジナルなフレーズで歌うことなので、フェイクが出来るようになると、圧倒的な表現力を持つことが出来ます。
フェイクを使えるようになりたい方はこちらをチェック!
まとめ
- こぶしをカラオケで簡単に歌えると出し方がわかった
- しゃくりの簡単なやり方がわかった
- スキャット、裏拍、フェイクがわかった
ここまでお読み頂きありがとうございます。
是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。
【表現力(装飾)とは】をじっくりとお教えいたします。
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『上手く出来ているかわからない』という意見もありますが、その通りなので、自分の歌を録音して聴いてみましょう。
魅力的なこぶしになるまで何度も録音再生を繰り返して上手くなりましょう。