こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上をレッスンさせて頂いております。
この記事では、ボイトレ専門家の私が、誰でもカンタンに「高音」を出す方法をご紹介します。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- 高い声をうまく出せない人
- 短期間で、自宅で歌うまになりたい人
- キレイな高音を出してカラオケで自慢したい人
【プロ直伝】高音が出る!ボイトレの極意
まずは、ブレストレーニング(呼吸法)から始めます。
ブレストレーニングの手順
- 歌う前はストレッチする
- 息をマックスまで吸いましょう!
- ため息は最高のリラックス発声法です
誰でも簡単にボイトレができるように、具体的にお伝えしていきます。
手順① 歌う前はストレッチする
短距離走の選手は、いきなり全速力で走らないですよね。そんなことをするとすぐにけがをしてしまいます。歌うことも呼吸と筋肉を使うのでアスリートと同じです。
いきなり思いっきり歌えば喉が壊れます。つまり、まずはストレッチをすることが絶対に必要です。
子どもの頃や、運動をやってる方はその前の自分に合った準備運動的なもので良いです。
大切なのは、ゆっくりと、リラックスしながら身体を大きく伸ばすことです。
そんな時間もったいないという意見もありますが、その通りなので、時間がない時は、身体が気持ち良くなる30秒ほどでOKです。
まずは「歌う前にストレッチする習慣」をつくりましょう。
手順② 息をMAXまで吸いましょう
息は、声の源であり、声そのものです。
ガソリンがなければ車が走らないように、息がなければ声は出ませんし歌はうたえません。
- 「歌は新鮮な息を人に届けること」
- 「息を吸うことが、歌の9割を決める」
- 「歌をうたうために息を吸うのではなく、息を吸うために歌をうたうこと」
上記の3つを、私も毎日口酸っぱくレッスンで伝えています。
口を半開きにしながら、鼻を中心に後ろに向かって、口と鼻の両方から息を吸います。
ポイントは鼻7割、口3割です。両方から吸うという経験がない人も多いですが、この機会にマスターしちゃいましょう。
- まずは腰にエアバッグがあると思って、そこに息を入れて、その後、背中、肩甲骨、首、顔の中、目の中まで自分の身体全てを使って息を入れていきます。
- これを6回3セット程実施してください。ポイントは息をしっかり吐ききることです。身体の中にある全ての息を吐ききってから、マックスまで息を吸います。
息をMAXまで吸いましょう!
手順③ ため息は最高のリラックス発声法
歌手の歌の完成形を聴いていると、いきなり思いっきり歌わなければいけないという気持ちになってしまいますが、そうすると正しい発声はつかみにくくなります。
高音を出すには、リラックスして、どこにも力が入っていない状態が理想的なので、まずは「ため息」からスタートします。
先ほどお伝えしたように、息をマックスまで吸ってから、上半身を脱力しながら「はーー」とため息を出します。この時しっかり息を吐ききってください。息を吐ききる、マックスに吸う、この繰り返しが大事です。
『ため息なんて歌で必要あるのか』という意見もありますが、その通りなので。歌ではほとんど使いません。ですが声を出す時の一番大事なメカニズムを確認することが出来ます。
ため息は最高のリラックス発声法なので、声を出す時はまずはここからはじめましょう。
高音をGETするボイトレ3選【自宅OK】
- 「目玉おやじ」
- リラックス声でスケール練習
- 「甲子園球場」のサイレン
練習① 目玉おやじ
驚異のリラックスボイスの「裏声」は「裏声さま」とお呼びしたいくらい、大変貴重でありがたい存在です。
この裏声出し方がわからないという時に、ほとんどの人が出せるようになる方法、それがゲゲゲの鬼太郎「目玉おやじ」の声マネです。
「おい!鬼太郎!」と言ってみてください。
これが裏声です。
裏声が出ないという人もいます、その通りなので。まずは喉が痛くなくて、優しく小さな声で高音を出してみてください。
まずは、ゲゲゲの鬼太郎「目玉おやじ」の真似で「おい!鬼太郎!」と言ってみましょう!
練習② リラックス声
力を入れた声を出していると高音が楽に出るようになりません。まずはリラックスした小さな声でスケール練習してみましょう。
スケール練習というと難しい感じがしますが、スマホのピアノアプリ等で、音を出してその音を「はー」と発声し、それをどんどん上げていき、出なくなったら下げて行けばいいです。
スケール練習のポイント
- 大きい声を出そうとしない→大きい声を出そうとすると力が入る
- 良い声を出そうとしない→良い声を出そうとすると力む
- 息を前に出そうとしない→口の前には響く場所がなく、口の中に響く場所がある
- 息を吸っているような感覚で声を出す→息を吐こうとすると力が入る+響かない+燃費が悪い
- 顎を引いて出来るだけ顔を引っ込める→顔を前に出すと力む+響かない
これを読むだけでは声の出し方がわからず不安…という方は、一度、無料で専門家に見てもらうことをオススメします。
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リラックス声でスケール練習は高音発声のベースになります。
練習③ 甲子園球場のサイレン
もっと高い音が出したくて、音域を広げたいときは、高音だけでなく、同時に低音も出す必要があります。
音域は両方の声を出すことによって広がっていくのです。
それでは「地声」「ミックスボイス」「裏声」と低い音から高い音をブレイクなしで繋げていきたいと思います。
そのためには、高校野球がはじまる時の「甲子園球場」のサイレンになりましょう。
「うーー」とあのサイレンを真似しながら自分の声の一番低い音から、一番高い音まで繋げてそのまま一番低い音まで戻りましょう。
たくさん息を吸って、全身リラックスを忘れずに。
はじめは上手く出来ないという人多いと思います。その通りなので毎日反復練習です。
これは声帯周辺の筋肉運動なので、筋肉がしっかりすれば楽にでるようになります。
甲子園のサイレンになりきって、リラックスしながら音域を広げちゃいましょう。
【ちょい応用編】高音を手に入れるボイトレ術
- 憧れのアーティストと、小さな声で一緒に歌う
- カラオケアプリで段階的にキーを上げる
- 「異性の曲」でレベルアップ
憧れのアーティストと、小さな声で一緒に歌う
自分の大好きな曲を、まずは一緒に聴きながら少し遅れて小さな声で歌います。
遅らせる理由は「一瞬耳で聴いて真似しながら歌いたい」からで、小さい声の理由は「力が入りにくい」からです。
これをしっかりやっていくと、耳も鍛えつつ、声帯周辺筋肉のストレッチになります。
ポイントは大きく息を吸いながら、上半身はリラックスして、小さな声で真似しながら歌うことです。
小さな声がやりづらいという意見もあります、その通りなので。それ自体がとってもトレーニングになります。
そもそも大きな声しか出ないというのはジャイアンと一緒で聴いている方はつらいのです。
まずは憧れのアーティストと小さな声で一緒に歌いましょう。
カラオケアプリで段階的にキーを上げる
高音は段階的に鍛えていくべきです。
高音を鍛えるためには「憧れのアーティストと、小さな声で一緒に歌う」で歌った曲を少しずつキーを上げても歌えることを目標にボイストレーニングを頑張りましょう。
ここで便利なのがの「歌っちゃ王(無料)」というカラオケアプリです。
毎日一歩ずつ前進していくために、歌っちゃ王では録画もできるので日記のように残していきましょう。お休みの時や時間のある時にじっくりみて自分の成長記録を楽しむことが出来ます。
『数日やって自分の動画を見ても変化がわからない』という意見もあります、その通りなので。まずは2週間やって1回目と今日を比べてみましょう。
完全無料の便利なカラオケアプリを使って、出るようになったら段階的に一つずつキーを上げていきましょう!
「異性の曲」でレベルアップ
総合的に音域を広げるためには、異性の曲にもチャレンジしましょう。
【男性】であれば女性の曲をそのままの高さで歌ってみます。もちろん全部裏声スタートでOKです。
【女性】であれば男性曲を1オクターブ上で歌ってみましょう。
出ないところは息だけを出すか、その部分は1オクターブ下げて歌ってもOKです。まずは出る所だけでトライしてみましょう!
サビが歌えないという人もいます、その通りなので。まずは歌えそうなところだけからはじめて、歌えないところは1オクターブ落として歌いましょう。
異性の曲が歌えるようになると相当なレベルアップにつながります。
まとめ
- まずはリラックスして「ブレストレーニング」をしよう
- 「裏声」をラクに出して、音域を広げて行こう
- 小さな声で語るだけで、歌うまになりましょう
この記事で書いたボイトレは、すべて自宅でできます。(しかも無料)
しっかりと練習すれば、高音がラクに出るようになり、カラオケで自慢できます!
自宅でさらにレベルアップしたい方は【簡単】自宅でOK!超おすすめの、ボイトレ方法3選【ビブラート】をご覧ください。
ちゃんとできているかどうか不安な方は、一度は専門家に見てもらった方が安心だと思います。
今なら無料で1レッスン受講可能なので、
もっと効率的に高音をGETしたい方は是非ご相談してみてください。
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『吸い方が難しくて良く分からない』という意見もありますが、その通りなので、まずはリラックスして全身でマックスまで息を吸おうと続けていれば大丈夫です。間違っていても段々自分の呼吸の限界を超えていけます。