こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上のボイストレーニング(ボイトレ)をしてきました。
今回『ATOボーカルスクール』25周年を記念して、プロボイストレーナーの私のキャリアの集大成として、ボイストレーニング(ボイトレ)の全知識をまとめました。
「声の全ての悩みを解決したい」、「歌が上手くなりたい」、「ボイストレーニングをとことん究めたい」全ての人へ、本当に必要な情報を提供させて頂きます。
是非ボイストレーニング(ボイトレ)のバイブルとして、末永くご活用ください。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- 超高音ボイスを知りたい
- ハイトーンボイスの出し方を知りたい
- ハイトーンボイトレ練習曲を知りたい
1.ハイトーンリップロール・ハイトーンタングトリル・ハイトーンハミング
ハイトーンボイス(超高音ボイス)の出し方は、ハイトーンリップロール・ハイトーンタングトリル・ハイトーンハミングです。
なぜなら、リップロール・タングトリル・ハミングは、声帯の負担が少なくハイトーンを出すトレーニングが出来るからです。
ハイトーンボイス(超高音ボイス)を出す理由は何でしょうか。
いきなりハイトーンを出して、人を喜ばせたいから?
そんなことで人は喜びませんよね。。。
あの憧れのハイトーンの曲が、歌いたいからです。
あの憧れのハイトーンの曲を歌って、人を喜ばせたいからです。
この目的思考(ゴール思考)が大事です。
はい!わかりました。それではあの憧れのハイトーンの曲を歌います。
お疲れ様でした。
これではダメです。
なぜなら、いきなり準備が必要な、高い山に向かって、軽装で、裸一貫で挑戦するようなものだからです。
憧れのハイトーン曲は高い山です。
山頂にたどり着くのには準備が必要です。
その準備が足りずに、残念な結果に終わっているカラオケを僕たちはどれだけ聴いてきたでしょうか。
準備不足で高い山に登ると、怪我をすることもあります。
この準備には、メンタル×フィジカル×テクニックが必要です。
それぞれ説明します。
ハイトーンメンタル
ハイトーンには2つのメンタルが必要です。
まず一つ目は、今まで話していたことです。
慎重に高い山を登ると同じように、準備を万全にすることです。
そして、二つ目は、準備が整えば、必ず登れると確信することです。
つまり、慎重さと自信というメンタルが必要です。
しっかりと慎重に山を見る力と、自分は確実に上ることが出来るという自信を持つ力です。
歌で一番ダメなことは、出来ないと思うことです。
自分は歌えないと思うことです。
これをしてしまうと、必ず歌えません。
慎重に準備して、イメージトレーニングで歌えていれば、必ず歌えるようになります。
このようなメンタルでのぞみましょう。
ハイトーンフィジカル
ハイトーンに対応するフィジカルを作るためには、声帯周辺筋肉の覚醒が不可欠です。
この時に、最もフィジカルを壊しやすいのが、実声で歌うことです。
普通に歌うことです。
フィジカルが出来ていないのに、いきなりプロ歌手の歌をうたうというのは、準備運動していないのに、いきなりプロ選手と公式戦で、サッカーするようなものです。
身体が壊れます。
まずは準備運動、フィジカルトレーニングが必要です。
それが、ハイトーンリップロール・ハイトーンタングトリル・ハイトーンハミングです。
その後、ピアニッシモシンギング・スピーチレベルシンギング・フルボイスシンギングに移ります。
この6つの段階を得て、はじめて試合にのぞみます。
しかも前半後半45分合わせて90分とかはダメです。
まずは5分、1曲歌って、じっくり身体を休めるスタイルからはじめましょう。
それぞれ簡単に説明します。
1.ハイトーンリップロール
唇を軽く閉じて、安定した息を供給し、唇をプルプルします。
まずは、均等に長い時間リップロール出来るようになりましょう。
難しい場合は、両手で頬を支えながら、行ってもOKです。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音から最高音までリップロールしましょう。
これも出来るようになったら、憧れのあの曲をリップロールで歌いましょう。
2.ハイトーンタングトリル
口を軽く開いて、安定した息を供給し、舌をトゥルトゥルします。
まずは、均等に長い時間タングトリル出来るようになりましょう。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音から最高音までタングトリルしましょう。
これも出来るようになったら、憧れのあの曲をタングトリルで歌いましょう。
タングトリルは長い時間できない方が多いです。
その場合は、リップロールで十分なので、ここはパスして進めましょう。
3.ハイトーンハミング
唇を軽く閉じて、安定した息を供給し、ハミングします。
まずは、均等に長い時間ハミング出来るようになりましょう。
これが出来るようになったら、次に自分の最低音から最高音までハミングしましょう。
これも出来るようになったら、憧れのあの曲をハミングで歌いましょう。
まずここまでのトレーニングで、声を出す準備が整いました。
それでは声を出していきましょう。
いきなりプロの公式戦は厳しいです。
そこでミニゲームから、段階的に行っていきます。
4.ピアニッシモシンギング
考えられる最も小さな声で、歌います。
息はたくさん使って、上半身完全リラックスで、重心は下に支えながら。
つまり、呼吸と姿勢と支えは、公式戦に出る本番と同じ状況を想定しながら、自分の最も小さい声で歌います。
歌う時に音程、リズム、声量を考えるとしたら、音程100%、リズム100%、声量1%のイメージです。
言葉の表現力も、声の抑揚(ダイナミクス)以外は、しっかりと行います。
小さいからと言って、小さい歌にしてはいけません。
本番をイメージして、声量は小さいのに、それ以外の部分は、むしろフルボイスを超えるような表現力で歌いましょう。
5.スピーチレベルシンギング
次にしゃべる時と同じレベルの声量で歌います。
先程の例で言うと、音程100%、リズム100%、声量0-50%のイメージです。
普通にしゃべっている声量で、歌います。
最大でも、自分のマックスの声量の半分までを使って歌いましょう。
この段階がなぜ必要かというと、もちろんいきなりフルボイスで、怪我しないようにという事もありますが、同時に、半分の声量で歌うというテクニックも磨かれます。
ほとんどの人の歌は、常に大きすぎます。
歌えると、声量も常に大きくなってしまうのです。
ほとんどが、80%位の自分が一番気持ち良く響いている声量で歌っています。
でも歌には、1%の声量があって、50%位までの声量を安定的に供給するからこそ、80%以上の声量で、ストーリーを表現出来て、感動が生まれるのです。
そういう意味でも、この段階は必要になります。
6.フルボイスシンギング
さぁいよいよ本番です。
フルボイス、全ての項目、自由自在に表現して歌ってください。
歌う前にしっかりとイメージトレーニングしましょう。
どこをどのように、どんな表情で歌うか、夢で見るレベルで、イメージを固めましょう。
それをそのまま実際に表現してください。
これでハイトーンボイス(超高音ボイス)も、自由自在に出せるようになります。
スピーチレベルシンギングが難しい、という意見もありますが、その通りなので、この段階では、大きな声で歌わなければ、問題ありません。細かい%よりも、声量を抑えるという事の重要度を学んでもらえればと思います。
リップロール・タングトリル・ハミングは、声帯の負担が少なくハイトーンを出すトレーニングが出来るので、ハイトーンボイス(超高音ボイス)の出し方は、ハイトーンリップロール・ハイトーンタングトリル・ハイトーンハミングです。
2.ハイトーンボイトレ練習曲
ハイトーンボイス(超高音ボイス)の出し方は、ハイトーンボイトレ練習曲をマスターすることです。
なぜなら、ハイトーン練習曲をマスターすることが、最高のハイトーンを出すトレーニングになるからです。
Official髭男dism – Pretender[Official Video]
男性のハイトーンボイスと言えば、定番になってきましたOfficial髭男dismさん。
King Gnu – 白日
はじめてこの曲が出てきたときは衝撃を受けましたね。この曲の最高音を出せる男性は凄いです。
UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」LIVE MUSIC VIDEO
高音域でリズムのスピード感もやばい曲です。ボイストレーニングにも最適です。
LiSA 『紅蓮華』 -MUSiC CLiP YouTube EDIT ver.-
こちらも高音域でリズムのスピード感もやばい曲です。ボイストレーニングに最適です。
MISIA – つつみ込むように…
イントロのハイトーンをしっかりと完コピしましょう。
これがデビュー曲という衝撃です。
Superfly – 愛をこめて花束を
曲のストーリーにあわせて、どんどん高音が出せるようになる、素晴らしい完成度です。
Mariah Carey – Emotions
私の生徒さんで、ハイトーンさんはみんな挑戦してます。ホイッスルボイスも学べます。
Lovin’ You · Minnie Riperton
王道のハイトーンボイスの曲です。まずはこの曲からというのも良いと思います。
For Your Love · Stevie Wonder
まずは、全編ヘッドボイスで歌いましょう。段階的にミックスにしていきましょう。
Michael Jackson – Bad (Shortened Version)
高音域でリズムもある。この曲も本当に様々なことが学べる素晴らしい曲です。
ハイトーン練習曲をマスターすることが、最高のハイトーンを出すトレーニングになるので、ハイトーンボイス(超高音ボイス)の出し方は、ハイトーンボイトレ練習曲をマスターすることです。
まとめ
- 超高音ボイスがわかった
- ハイトーンボイスの出し方がわかった
- ハイトーンボイトレ練習曲がわかった
ここまでお読み頂きありがとうございます。
是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。
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