こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上をレッスンさせて頂いております。
ボイトレ専門家の私が、今すぐ自宅でできるボイトレ方法をご紹介します。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- 自宅で出来るボイトレを知りたい人
- ボイトレの効果を知りたい人
- 歌の苦手な部分をボイトレで克服したい人
【簡単】自宅でOK!超おすすめのボイトレ方法3選【ビブラート】
5オクターブも夢じゃない!
自宅で高音を伸ばしていく練習法をご紹介します。
自宅ボイトレの流れ
- リップロールで喉を絞めずにリラックスした正しい高音を身につけましょう
- ハミングで鼻歌感覚で高音を楽に響かせるようにトレーニングしましょう
- 裏声で自分の高音がどこまでも伸びていく
楽しく順番にトレーニングしていきましょう!
自宅ボイトレを極める3STEP【高音編】
では、いきましょう。
自宅ボイトレの流れ① リップロール
リップロールで喉を絞めずにリラックスした正しい高音を身につけましょう。
- 軽く口を閉じる
- 唇をほんの少し突き出す
- 閉じた唇の間から息を出して唇を「ブルブル」と振動させる
中々上手く出来ない方は、両手で唇の周りを支えると出来るようになります。
この時に、自分の声の最低音と最高音を何度も行き来しながら1~3分ほどプルプルしてください。
リップロールで喉を絞めずにリラックスした正しい高音を身につけましょう
自宅ボイトレの流れ② ハミング
ハミングは高音でも楽に身体が響くという事を理解でき声の通りも良くなります。
- 口を閉じます
- リラックスして鼻から息を吸います
- 鼻を通して、「んー」と声を出します
この時に、自分の声の最低音と最高音を何度も行き来しながら、1~3分ほどハミングしてください。
ハミングで高音が出ないという意見もありますが、初めは低音も高音も無理をせず出る所までで良いです。積み重ねていくことで少しずつ音域が広がっていきます。
ハミングで鼻歌感覚で高音を楽に響かせるようにトレーニングしましょう。
自宅ボイトレの流れ③ 裏声
皆さんが普段話す声は基本地声になります。日常生活で裏声を使うことは基本的にありません。
つまり、裏声は出せば出すほど伸びる、伸びしろ一杯の高音ボイスです。これを地声と同じくらい出し続けていれば、地声と同じくらい歌で使える魅力的な声になります。
- 上半身脱力で、声帯を開きながら『ファー』とため息のような高音を発声する
- 息の量を多めにして声帯がしっかり開いていることを確認する
- 出来るだけ小さい声からはじめて、階段を昇って行くように最高音まで出した後、今度は裏声で出来る最低音も出す
低い音は地声になってしまうという意見もありますが、その通りですが、出来るだけ息多めで声帯を開いたまま、小さい声で構わないので低い声まで裏声で出せるようになりましょう。
裏声で自分の高音がどこまでも伸びていきます。
さらに詳しい高音の出し方は【プロ直伝】高音が出る!ボイトレの極意【たった5分】で解説しています。
自宅ボイトレを極める3STEP【ビブラート編】
ビブラートを身につけると、歌声がプロフェッショナルに生まれ変わります。
- 身体の力が抜けないと、ビブラートは出来ないので、残念な「あーあ」からはじめよう
- ビブラートは1秒間に6回程、半音に揺らすのが基本です
- 憧れのアーティストになりきりましょう
それでは順番にトレーニングしていきましょう!
身体の力が抜けないと、ビブラートは出来ないので、残念な「あーあ」からはじめよう
残念なことがあったとき、例えばスマホを床に落として割れてしまった時、「あぁあーやっちゃったー」と言いますよね。
この時のあぁあーがビブラートのスタートになります。
- まずは全身の力が抜けた状態で思わず「あぁあー」と言ってみてください
- 次に息を一杯吸って、「あぁあー」を何度も続けます。「あぁあぁあぁあぁ」
- スピードを速めたり、緩めたり、音幅を広げたり狭めたりしながらビブラートらしい声に調整していきます
ビブラートらしい声とは何?という意見もありますが、良く分からない場合はとにかく「あぁあ」を続けてスピードを変えたり、音幅を変えたりしていきましょう。
身体の力が抜けないと、ビブラートは出来ないので、残念な「あーあ」からはじめよう
ビブラートは1秒間に6回程、半音に音幅を揺らすのが基本です
まずスマホアプリ等でメトロノームを見つけます。
そしてテンポを180に設定して音を鳴らしその感覚をつかみます。
- 1~2拍目で「あー」3~4拍目で半音下げた「ぁー」と発声します。これを2小節行います
- 次に1拍目を「あ」、2拍目を半音下げた「ぁ」、3拍目1拍目と同じ、4拍目2拍目と同じで、2小節続けます
- 1拍の中に「あ」と半音下げた「ぁ」を入れていき、それを息が持つまで続けます
これが1秒間に6回、半音を揺らすビブラートです。
「あ」「い」「う」「え」「お」全ての母音で行いましょう。
そんなに早く出来ないという意見もありますがはじめはその通りです。何度も何度もトライしていくうちに安定的なビブラートが出来るようになります。
ビブラートは1秒間に6回程、半音に音幅を揺らすのが基本です。
憧れのアーティストのビブラートを見つけて完全コピーして自分のものにしましょう
YouTubeで好きなアーティストの映像を視聴します。
- 声が好きなアーティストを思いつくままに、片っ端から見ていきましょう
- その中でビブラートだけに注目して、良いなと思うビブラートをいくつもピックアップしましょう
- そのビブラートを自分も全く同じように、出来るように真似しましょう。また全ての母音でも出来るようになりましょう
自分の好きなアーティストは、ビブラートしていないという事もあります。
そんな場合はこれを機会に、色々なアーティストを聴いて、いいなと思うビブラートを見つけて真似しましょう。
憧れのアーティストのビブラートを見つけて、完全コピーして自分のものにしましょう!
自宅ボイトレを極める3STEP【滑舌編】
滑舌を完璧にマスターしちゃいましょう!
- 得意な発音と苦手な発音チェックトレーニング
- 語尾をしっかりするトレーニング
- 滑舌を完璧にマスターする高速トレーニング
カンタンにできる方法をご紹介します。
①得意な発音と苦手な発音チェックトレーニング
まずは日本語の50音に濁音、鼻濁音までマスターしましょう。
濁音はガ行、ザ行、ダ行、バ行、パ行そして鼻濁音はガ行のまえに「ん」を入れて「んがー」と発声します。
- 「アエイオアエイオウ」をドレミファソファミレドでメトロノーム120で歌う
- 「カケキコカケキコク」をドレミファソファミレドを半音上げて歌う
- 「サセシソサセシソス」をさらに半音上げて歌う、このあとはタ行、ナ行で半音上げながら進める。
自分の最高音から最低音まで、地声、ミックス、裏声問わず発声していきましょう。
テンポ120では、全然間に合わないという人も多いと思います。その通りなのではじめのうちは、80や100くらいから始めても問題ありません。子音をしっかりと発音できるようになりましょう。
人には必ず得意な言葉と苦手な言葉があるので、50音と濁音、鼻濁音でスケールトレーニングしましょう!
②語尾をしっかりするトレーニング
「①得意な発音と苦手な発音チェックトレーニング」でやったことをスタッカートでやってみます。
スタッカートとは音を短く切って歌うことで、長さの基準は1/2程度となります。
それではやってみましょう
- 「アエイオアエイオウ」をドレミファソファミレドでメトロノーム120で短く切って歌う
- 「カケキコカケキコク」をドレミファソファミレドを半音上げて語尾を切って歌う
- 「サセシソサセシソス」をさらに半音上げて歌う、このあとはタ行、ナ行で半音上げながら短く切ることを意識して歌う
可能であればスタッカートよりも短い、スタッカティッシモという、1/4の長さでも出来るようにトレーニングします。
最大限短い声で、発声出来るようトレーニングしましょう。滑舌が最高に磨かれます。
力で音を切るのではなく、音を伸ばさないという発想で、進めていくと少しづつ成果が出てきます。
語尾をしっかり切ることが出来ない人が多いので、50音をスタッカティッシモで歌おう!
③滑舌を完璧にマスターする高速トレーニング
メトロノームを使って滑舌を完璧にマスターしていきます。
- メトロノームのテンポ120から160にあげます
- ①、②の練習と同じことを普通に声を出すのとスタッカートを交互に行いながらトレーニングしていきます
- テンポを160から200にあげ、それもクリア出来たらMAXまで段階的にテンポを上げて挑戦していきます
しっかり発音できているかどうか、録音してチェックし、出来ていればテンポを上げるというように、トライしていきましょう。
そんな早く出来ないという意見が多いと思います。ですが私の生徒さんは、最終的に全員出来るようになっています。テンポは自分のペースにあわせて、徐々に上げていくようにしましょう。
滑舌が完璧にマスター出来るので、メトロノームでテンポを120から徐々に上げていきMAXまで行きましょう。
「騒音0」のボイトレ術。
自宅でボイストレーニングをしていると、どうしても家族やご近所の迷惑になっていないか気になりますよね。
そこで自宅でも騒音0で練習できる方法を【解決】家でできる!ボイトレ5選【無料:シンプル練習法】で解説しました。
まとめ
- 高音はリップロール→ハミング→裏声でマスターできる
- ビブラートは憧れのアーティストの真似で仕上がる
- 滑舌は早口言葉のように全ての発音で幅広い音域をトレーニングする
自宅ボイトレ術は、いかがでしたか?
これで自分の大好きなあの曲を楽しく歌えるようになりましょう!
文章だけでは分からないこともあると思いますので、自宅で出来るオンラインボイトレの「無料体験レッスン」受講もおすすめです。
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『スタッカートが出来ない』という方もいると思います。その場合はまずは音を伸ばすのをやめる所からスタートしましょう。