【徹底解説】歌が下手な人に共通する特徴【歌が上手くならない理由】

ボイストレーニング

ボイトレたーなー先生『田中直人』

日本テレビ「ZIP!」、テレビ東京「おはスタ!」など多数出演
ATOボーカルスクール 代表
『田中直人(たーなー先生)』(プロフィール)
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こんにちは、田中直人です。

2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上のボイストレーニング(ボイトレ)をしてきました。

今回『ATOボーカルスクール』25周年を記念して、プロボイストレーナーの私のキャリアの集大成として、ボイストレーニング(ボイトレ)の全知識をまとめました。

「声の全ての悩みを解決したい」、「歌が上手くなりたい」、「ボイストレーニングをとことん究めたい」全ての人へ、本当に必要な情報を提供させて頂きます。

是非ボイストレーニング(ボイトレ)のバイブルとして、末永くご活用ください。

今回のタイトルは、【徹底解説】歌が下手な人に共通する特徴【歌が上手くならない理由】です。

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  • 歌が下手な人に共通する特徴を知りたい
  • 歌が上手くならない理由を知りたい
  • 歌が上手くなる方法を知りたい

1.音程

歌が下手な人に共通する特徴は、音程が悪いことです。
なぜなら、音程が悪いと、魅力的な歌声に聴こえないからです。

「音域が狭くどの音程でも歌詞を丁寧に発音できない」

音域が狭い人は、音程が悪いことが多いです。

音域はボイストレーニングで、どんどん広げる事が出来ます。

また、たくさん歌を聴いたり、歌うことでも広げる事が出来ます。

つまり、たくさんの歌に触れて、音感が良くなると、音域も広がり、音程も良くなるという好循環です。

逆に音楽にあまり触れていない、歌をほとんど歌わないという環境ですと、音感が悪くなり、音域も狭まり、音程も悪くなっていきます。

音域が広いと、倍音成分も多くなり、余裕も生まれるので、一つ一つの音程が良くなります。

この好循環の中で、歌詞も丁寧に発音することが出来ます。

音感が悪く、音域が狭く、音程が悪いと、歌うことだけで精一杯になってしまいます。

音感が良く、音域が広く、音程が良いと、歌うことの他に、歌詞の意味をしっかりかみしめて、聴く人に心地よく聴こえるように、丁寧に歌うことが出来ます。これが一瞬で歌が上手くなる方法です。

この逆の状況が、まさに歌が下手な人に共通する特徴になります。

つねに歌う事で精一杯になってしまう、という意見もあると思います。その通りなので、まずは1曲をたくさん聴いて、たくさん歌って、歌詞を覚えて、何か別のことをしていても、身体が勝手に歌えるという状況まで歌い込みましょう。

音程が悪いと、魅力的な歌声に聴こえないので、歌が下手な人に共通する特徴は、音程が悪いことです。

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2.リズム

歌が下手な人に共通する特徴は、リズムが悪いことです。
なぜなら、音楽は時間芸術なので、リズムが悪い人は、人の心を動かしたり、感動を与える事が出来ないからです。

リズム:①アップテンポ

音楽は聴いていて楽しくなります。

アップテンポの曲を聴いているときに、楽しくなる時と、楽しくならない時があります。

それは、何故かというと、歌声のリズムが良いか、悪いかで決まるからです。

歌のリズムが良いと、アップテンポの曲を心から楽しむことが出来ます。

逆に、歌のリズムが悪いと、早く終わってくれないかなと、退屈になってしまいます。

アップテンポの曲は、歌詞やメロディも大事なのですが、他のテンポよりも、圧倒的にリズムが大事になってきます。

極端な話、歌詞が母国語でなく、意味が分からなくても、心から楽しくてノリノリになれます。

リズム感を良くするためには、身体全身でビートを感じて、ノリノリになって、心の底からリズムを楽しむことです。

身体を動かさずに、アップテンポの曲を歌う人が良くいますが、絶対にやめましょう。

アップテンポの曲は、身体で歌う、身体でリズムを感じて、自然に身体が動いて、楽しみながら歌うようにしましょう。これが、一瞬で歌が 上手くなる方法です。

リズム:②バラード

バラードは言葉がしっかりと届いてきて、感動したり、勇気をもらったりします。

バラードには、リズムは関係ないのではないかと、軽視している方が多いです。

ですが、バラードこそ、リズムです。

歌詞が届くという事は、メロディと同じくらいにリズムが大事なんです。

言葉を伝える時に、棒歌のようなリズムで、相手に届くでしょうか?

一言一言を丁寧に、心から絞り出し、奏でるリズムで、相手に気持ちが伝わります。

真剣な本物の言葉を生み出すには、慎重に歌う言葉のリズムが最重要なんです。

自分らしいリズムでバラードも歌えるようになりましょう。これが一瞬で歌が上手くなる方法です。

ミドルテンポの曲はどうなんですか?という意見もあると思います。その通りで、ミドルテンポもリズムはとっても大事です。リズムは時間であり、言葉です。リズムは音楽そのものです。

音楽は時間芸術なので、リズムが悪い人は、人の心を動かしたり、感動を与える事が出来ないので、歌が下手な人に共通する特徴は、リズムが悪いことです。

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3.表現力

歌が下手な人に共通する特徴は、表現力がない事です。
なぜなら、歌は表現力がなければ、一番重要な言葉を伝える事が出来ないからです。

「メロディや歌詞に対して、声色や装飾、抑揚が一切なく棒歌になっている」

歌で一番大事なことは、何だと思いますか?

音程でしょうか。

リズムでしょうか。

声量でしょうか。

答えは、「言葉を伝える事」です。

相手に気持ちを届ける事です。

歌はなぜ生まれたのでしょうか。

人間は言葉をしゃべるようになりました。

その言葉をもっと伝えたいと思うようになりました。

そこで、メロディとリズムがあった方が、言葉が届くことがわかりました。

その瞬間、

歌が生まれました。

言葉を届けるために歌っています。

言葉を届けるために歌ってください。

自分の歌を聴いてくれる全ての人に感謝して。

しっかりと感謝を届ける事が歌になります。

表現力は、声色、装飾、声量の3つに分かれます。

表現力:①声色

  1. ウィスパーボイス:ささやきに近い息漏れ声
  2. エッジボイス:声帯を閉じて発声した時に出る声
  3. ハスキーボイス:しゃがれた声、かすれた声
  4. シャウト:歌い方や発声などでの「がなり声」「叫び」
  5. デスボイス:意識的、積極的に出す「ダミ声」「悪声」「がなり声」
  6. ホイッスルボイス:笛みたいな超高音
  7. イケボ:イケメンボイス、またはイケてるボイス

表現力:②装飾

  1. しゃくり:ある音程を出す前に低い音程を出してから本来の音程に戻すテクニック
  2. こぶし:音を上下に一瞬だけ震わせるテクニック
  3. フォール:本来の音程から低い音程に向かって滑らかにずり下げるテクニック
  4. ハンマリング:音程が半~全音上がるレガートを表現するテクニック
  5. ヒーカップ:しゃっくりするように語尾をしゃくりあげるテクニック
  6. スキャット:意味のない音(例「ドゥビドゥビ」)をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うテクニック
  7. フェイク:原曲のメロディを、即興的に少し変えて歌ったりするテクニック

表現力:③声量

  1. ppp ピアノ ピアニッシモ:ppより弱く
  2. pp ピアニッシモ:きわめて弱く
  3. p ピアノ:弱く
  4. mp メゾピアノ:やや弱く
  5. mf メゾフォルテ:やや強く
  6. f フォルテ:強く
  7. ff フォルティシモ:とても強く
  8. fff フォルテ フォルティシモ:ffより強く
  9. クレッシエンド:だんだん強く
  10. デクレッシエンド:だんだん弱く

『正しく表現できているかわからない』という意見もあると思います。その通りなので、正しいというものは存在しません。表現力は自分らしくで行きましょう。

どのように磨いていくかいうと、自分の歌を録音して聴きます。自分の中で言葉が伝わって来るまで、これを繰り返して行けばOKです。

歌は表現力がなければ、一番重要な言葉を伝える事が出来ないので、歌が下手な人に共通する特徴は、表現力がない事です。

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4.安定性

歌が下手な人に共通する特徴は、安定性がない事です。
なぜなら、人は安定していない歌声を聴いていたくないからです。

「姿勢・呼吸・支えが出来ていない」

安定した歌声は、姿勢・呼吸・支えで完成します。

安定性:①姿勢

歌をうたうときの姿勢は、まっすぐです。

猫背やふんぞり返って歌うことはNGです。

姿勢をまっすぐにするやり方は2つあります。

一つ目は、壁に背中をつける事です。

この時に、かかともおしりも、背中も頭も壁につけます。

この姿勢がまっすぐです。この姿勢で歌ってください。

二つ目のやり方は、

肩を思いっきり上げて、つま先立ちして、身体をストンと落とすことです。

この姿勢もまっすぐです。この姿勢で歌ってください。姿勢も歌が上手くなる方法のひとつです。

安定性:②呼吸

歌をうたうときの呼吸は、腹式呼吸です。

身体中の息を全部吐ききってから、

鼻70%・口30%で、リラックスして身体を開きながら息を吸い、お腹と背中を膨らませます。

全身を開きながら、息をMAXまで入れられるようにしましょう。

歌をうたうときは、お腹は膨らんだままで、お腹から口に直に、息が溢れている状態をキープしながら歌います。

歌声は呼吸で出来ています。

歌をうたうために息を吸うのではなく、息を吸うために歌うというくらい大切に呼吸を学びましょう。

呼吸も歌が上手くなる方法のひとつです。

安定性:③支え

歌をうたうためには、支えが必要です。

歌をうたう時には、上半身完全リラックスが基本です。

上半身を完全にリラックスするためには、下半身の支えが必要です。

体重を落として、重心を落として、下半身でしっかり支えましょう。

また、呼吸もおへその下の丹田辺りの、インナーマッスルで支えます。

下半身とおへその下は、しっかり支えて歌うようにしましょう。

声がなかなか安定しない、という意見もあると思います。その通りなので、姿勢、呼吸、支えは自分だけでは、改善に限界がある場合があります。そんな時には、専門のボイストレーナーに一度見てもらうことをおススメします。

人は安定していない歌声を聴いていたくないので、歌が下手な人に共通する特徴は、安定性がない事です。

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5.選曲

歌が下手な人に共通する特徴は、選曲が悪い事です。
なぜなら、聴く人が共感できず、心から楽しめない歌を選んでいるからです。

「周りが共感できない歌を選曲し、自己満足で歌っている」

歌が上手い人になるためには、聴く人を魅了する必要があります。

聴く人を魅了するあなたの歌をうたうためには、徹底した自己分析が必要です。

自分のビジュアルや歴史、性格や価値観を考え、人間性を分析します。

自分を商品と捉えて、セルフプロデュースします。

自分が、等身大で歌った時に、聴いている人達が共感できる、自然に届く歌を選ぶのです。

飲み会後のカラオケボックスでも、聴いてくれる人たちをファンと捉えて、

そのファンの年齢層や価値観や好きな音楽×自分が最も輝く曲

を選びましょう。

共感性の高い選曲が、歌が上手い人が自然に行っている選曲になります。

逆に、周りが共感できない歌を選曲し、自己満足で歌っている事が、歌が下手な人に共通する特徴になります。

自分がわからないという意見もあると思います。その通りなので、友人や家族に歌を色々と聴いてもらって、素直なアドバイスをどんどんもらいましょう。歌をうたうことによって、自分探しの旅に出る事が出来ます。

聴く人が共感できず、心から楽しめない歌を選んでいるので、歌が下手な人に共通する特徴は、選曲が悪い事です。

まとめ

  • 歌が下手な人に共通する特徴がわかった
  • 歌が上手くならない理由がわかった
  • 歌が上手くなる方法がわかった

ここまでお読み頂きありがとうございます。

是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。

【徹底解説】歌が下手な人に共通する特徴【歌が上手くならない理由】をじっくりと、お教えいたします。

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