こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上のボイストレーニング(ボイトレ)をしてきました。
今回『ATOボーカルスクール』25周年を記念して、プロボイストレーナーの私のキャリアの集大成として、ボイストレーニング(ボイトレ)の全知識をまとめました。
「声の全ての悩みを解決したい」、「歌が上手くなりたい」、「ボイストレーニングをとことん究めたい」全ての人へ、本当に必要な情報を提供させて頂きます。
是非ボイストレーニング(ボイトレ)のバイブルとして、末永くご活用ください。
今回のタイトルは、【音痴診断】テストで音痴をチェック【診断に合わせた治す方法】です。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- 音痴診断テストを知りたい
- 音痴のメカニズムを知りたい
- 音痴診断に合わせた治す方法を知りたい
1.音痴のメカニズム
まずは、音痴のメカニズムを理解しましょう。
なぜなら、音痴のメカニズムがわかれば、診断テストや治す方法が、より明確にわかるようになるからです。
音痴の原因は2種類あり、その症状は4種類あります。
まずは、これをじっくりと解説いたします。
<音痴の原因>
音痴の原因1:感覚性音痴
感覚性音痴は、正しい音程、音階を聞き取れないことが、原因で発生します。
この症状は、本人は音程がずれていると、判断できません。
このケースは大抵、正しい音階を聞く機会が少なかったことによる、経験不足でおこります。
音程だけではなく、リズムや、音量の感覚が、ない場合もあります。
つまり、感覚的に音の判断ができない状況が、感覚性音痴です。
音痴の原因2:運動性音痴
運動性音痴は、耳では、正しい音程、音階を聞き取る事が出来ます。
しかし、発声する際に、呼吸や声帯の運動能力が低いことが原因で、上手く音程を合わすことができません。
音程だけではなく、リズムや、音量が、コントロール出来ない、場合もあります。
つまり、運動能力が低いことで、正しい音を出すことができない状況が、運動性音痴です。
<音痴の症状>
音痴の症状1:音程音痴
正しい音程で、歌うことができない症状が、音程音痴です。
音痴の中では、一番メジャーな症状です。
感覚性音痴として、元々正しい音が理解できないのか、運動性音痴として、正しい音は理解できているが、運動能力の低さから、その正しい音が出せないのかで、音程音痴を治す方法は変わってきます。
一番メジャーな症状なので、治療方法も多岐にわたって、開発されています。
ご安心ください。
音痴の症状2:音域音痴
音域音痴は、自分の歌える音域を超えると、極端に歌えなくなる症状です。
この症状の方は、音域が狭く、歌える歌が少ない場合に、自分を音痴だと、思ってしまうことが多いです。
しかし、この症状は、改善までの道は、そんなに難しくはありません。
自分の音域では、感覚性も運動性も音痴ではないのですから。
音域を広げていくだけで、改善出来ます。
これはボイストレーニングの一番得意な所です。
ご安心ください。
音痴の症状3:リズム音痴
リズム音痴は、歌っているときに、一定のリズムが取れない症状です。
どんどん走ってしまったり、常に遅れて歌ってしまうことをリズム音痴といいます。
また身体が、リズムに合わせて動かすことができない、手拍子をリズムに合わせて取れないことも、リズム音痴の症状です。
こちらにも感覚性と、運動性がありますが、リズムという概念を理解して、楽しむことができれば、改善します。
音程やメロディ指向で、元々リズム音痴だった人が、有名な歌手になった例は、非常に多くあります。
ご安心ください。
音痴の症状4:言語音痴
言語音痴は、言葉が何を言っているかわからないという症状です。
滑舌や、イントネーションにより、はっきりと言葉を発することができない状況です。
呼吸量の不足や、口の中の状態、舌の使い方などが、正しく機能していません。
言語音痴に関しても、トレーニング方法は、確立しています。
ご安心ください。
自分がどれに当てはまるかわからない、という意見もあると思います。その通りなので、これからじっくり診断して、ご一緒に治していきましょう。ご安心ください。
音痴のメカニズムがわかれば、診断テストや治す方法が、より明確にわかるようになるので、まずは、音痴のメカニズムを理解しましょう。
2.音痴診断テスト
音痴診断テストには、最新のカラオケ採点機能を使いましょう。
なぜなら、最新のカラオケ採点機能は、精密に様々な項目を分析してくれるので、音痴診断テストに最適だからです。
カラオケの採点機能では、音程、リズムに加えて、音域、表現力まで、採点されます。
出来るだけ、精密な採点機能のある機種やアプリで、一番得意な歌を歌ってみましょう。
<原因>
☆歌った時に、自分の声が、あっているか間違っているか、全く分からない。
◎感覚性音痴の可能性があります。
☆歌った時に、音があっているか、間違っているかはわかるが、ほとんど合わない。
◎運動性音痴の可能性があります。
<症状>
☆音程の正解率が60%以上いかない。半分以上の音程があってない。
◎音程音痴の可能性があります。
☆音域表示が、ほぼ赤くなっていて、低音も高音も出ていないと表示される。
◎音域音痴の可能性があります。
☆リズムの点数が半分以下だったり、走りやために思いっきり触れている。
◎リズム音痴の可能性があります。
☆表現力の数値が異常に低い。
◎言語音痴の可能性があります。
ヒトカラ(一人カラオケ)にいく勇気がないという意見もありますが、その通りなので、その場合は、スマホアプリや、ゲーム機、PCのカラオケ等で、出来るだけ精密なもので、カラオケ採点を行ってください。
最新のカラオケ採点機能は、精密に様々な項目を分析してくれるので、音痴診断テストに最適なので、音痴診断テストには、最新のカラオケ採点機能を使いましょう。
3.診断に合わせた治す方法
【音痴診断】テストで音痴をチェック【診断に合わせた治す方法】
音痴診断テストに合わせて、音痴を治す方法を解説します。
なぜなら、音痴診断テストで分析した、原因と症状により、音痴を治す方法は、全く異なるからです。
<原因>
感覚性音痴:音痴克服トレーニング方法
感覚性音痴の場合は、音感を鍛える事が重要です。
まずは、アプリやピアノで、ドレミファソラシドの音を出してみましょう。
この音を出しながら、「ラ」で一音一音声を出して、録音します。
その後、再生して、イメージとあっているかを毎日実践します。
正しい音が出ているかは、こちらのアプリを使って確認しましょう。
「チューナー n-Track Tuner」
チューナー n-Track Tuner開発元:n-Track S.r.l.無料posted withアプリーチ
運動性音痴:音痴克服トレーニング方法
音はわかるのに、運動能力が低く、正しい音が出せないのが、運航音痴です。
まずは、簡単な童謡の曲から、You Tube等にあわせて歌ってみましょう。
ゆっくりでメロディもシンプルで音域も狭い、本当に簡単な曲を選びましょう。
こちらをお手本と一緒に歌いながら、録音します。
歌詞カードを用意して、再生し、出来ていない所に線を引きます。
毎日、1回でも良いので、この録音して、再生して、自分の声を聴くという作業を繰り返します。
運動性音痴は、跳び箱を1段からじっくりと、練習するように、簡単な曲からじっくり練習してければ、運動能力も上がり、段々と難しい曲にも、挑戦できるようになっていきます。
<症状>
音程音痴:音痴克服トレーニング方法
基本的に、感覚性音痴及び、運動性音痴のトレーニングは、両方とも行いましょう。
そして、カラオケ採点機能や、アプリで自分の音程を常に視覚で捉えられるようになりましょう。
カラオケ採点機能で歌い、音程バーを録画します、自分が音程バーであっていない部分を歌詞カードに書きだします。
そこを巻き戻して、出来るまで何度も練習します。
苦手な部分を一つ一つ潰していくことで、他の曲でも苦手な部分が減っていきます。
苦手な音や、音程、音高をなくすことが、音程音痴の改善方法です。
音域音痴:音痴克服トレーニング方法
音域音痴の場合は、地声、裏声、ミックスボイスを学びましょう。
特に声帯の負担の少ない、裏声からじっくりと練習していきます。
男性であれば、女性の歌を全部裏声で歌い、女性であれば、男性の曲を1オクターブ上で、全部歌ってみます。
裏声をとにかく地声よりも多く使って、鍛えていきます。
地声も裏声のように歌い、地声と裏声がひっくり返るところをなくすように、音域を広げていきます。
最終的に、地声、裏声、ミックスボイス全て楽に出せるようになれば、自然と音域は広がっています。
リズム音痴:音痴克服トレーニング方法
リズム音痴は、身体全体をトレーニングする必要があります。
リズムは身体で感じるものです。
身体全体で楽しめるようになりましょう。
まずはステップを踏みます。
大好きな曲を再生し、その曲に合わせて、左足からステップをします。
バスドラ(キック)の音等にあわせて、両足でステップを踏んでみましょう。
その後、スネアドラムの音にあわせて手を叩いてみましょう。
心も身体もリラックスして楽しくが最も重要です。
ステップとクラップの間の拍で「あー」や「はっ」と発声しながら、首でリズムを感じましょう。
とにかく楽しくリラックスして笑顔です。テンション上げていきましょう。
言語音痴:音痴克服トレーニング方法
日本語の50音に濁音、鼻濁音までマスターします。
スマホアプリのメトロノームを用意して、テンポ120で、自分の話し声の高さで、「アエイオアエイオウ」と発声します。
上手く出来たら次は「カケキコカケキコク」、こちらも出来たら、「サセシソサセシソス」さらにタ行、ナ行と進めていきます。
録音してしっかりと声が出てると確認できたら、今度はスタッカート(音を短く切って発声することで、長さの基準は1/2程度)で行い、それでも出来るようになったら、テンポを140、160と上げていきましょう。
これが出来るようになれば、言語音痴とおさらばです。
トレーニング方法が自分には難しい、という意見もあると思います。その通りなので、その場合は専門のボイストレーナーに見てもらいましょう。まずはオンラインで無料体験して、プロと一緒にトレーニングする事で、感覚がつかめると思います。
音痴診断テストで分析した、原因と症状により、音痴を治す方法は、全く異なるので、音痴診断テストに合わせて、音痴を治す方法を解説します。
まとめ
- 音痴診断テストがわかった
- 音痴のメカニズムがわかった
- 音痴診断に合わせた治す方法がわかった
ここまでお読み頂きありがとうございます。是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。【音痴診断】テストで音痴をチェック【診断に合わせた治す方法】をじっくりと、お教えいたします。
オンラインボイトレを無料体験してみませんか?
ATOボーカルスクールは
25年間で10000人以上を笑顔に!