こんにちは、田中直人です。
2020年テレビ東京『THEカラオケ★バトル』優勝者をはじめ、25年間で1万人以上のボイストレーニング（ボイトレ）をしてきました。
今回『ATOボーカルスクール』25周年を記念して、プロボイストレーナーの私のキャリアの集大成として、ボイストレーニング（ボイトレ）の全知識をまとめました。
「声の全ての悩みを解決したい」、「歌が上手くなりたい」、「ボイストレーニングをとことん究めたい」全ての人へ、本当に必要な情報を提供させて頂きます。
是非ボイストレーニング（ボイトレ）のバイブルとして、末永くご活用ください。
今回のタイトルは『音域拡大（声域拡大）とは』です。
まずは私が開発した、最先端の無料ボイトレアプリ『毎日ボイトレ』をダウンロードしつつ、こちらの記事を読み進めてください。
- 音域を広げる方法をしりたい
- 男女別の音域やチェック方法、広げ方をしりたい
- 音域が狭い人でも歌いやすい曲をしりたい
1.【音域を広げる方法】カラオケで音域が狭い人集合！【声域の広げ方】
音域を広げる方法は、ストレッチ、ブレス、筋トレです。
なぜなら、この方法で2オクターブ以上音域が広がる人をたくさんレッスンしてきたからです。
カラオケを歌う前に、音域を広げるトレーニングをしましょう。
①音域を広げるトレーニング：ストレッチ
まずは音域を広げるために、身体を楽器にするストレッチを行います。
1.肩甲骨をほぐすようにゆっくり大きくクロールのように前に手をまわします。
2.大胸筋を広げながらゆっくり大きく背泳ぎのように手を後ろにまわします。
3.首を右斜め前、左斜め前に軽く倒した後、大きくゆっくり1周ずつまわします。
4.前屈のような姿勢で、上半身を脱力し、肩甲骨の真ん中に息を入れてリラックスします。
息はゆっくり大きく吸って、吐いてリラックスしながら行います。余裕が出てきたら、リップロールや、ハミングをしながら行いましょう。
閉じている身体を開くこと、肩甲骨を入念にほぐす事を特に意識して行って下さい。身体全身が気持ちよく、リラックスしてきたらOKです。
②音域を広げるトレーニング：ブレス
息をリラックスしながら自分のMAXまで吸えるようになるトレーニングを行います。
なぜなら、リラックスして安定的に息を供給できることで、音域が広がるからです。
1.口を半開きにして、鼻70%・口30%で鼻を中心に身体の後ろの方に息を吸います。
2.その息をまずは腰に入れて、その後背中、肩甲骨、肩、首、顔、目の中までいれます。
3.口を縦に開けて、「ホッ」と息を1回で吐ききります。
これをまずは6回ゆっくり行います。
腰から段階的に身体を開きながら、息を入れてくという事を身体で覚えて下さい。
③音域を広げるトレーニング：筋トレ
最後に音域が広がる声帯の筋トレを行います。
1.息を大きく吸って、上半身リラックス、あくびの喉で、「ファー」と言いながら、自分の最低音から最高音まで、サイレンのように駆け上がり、そのまま最低音までバランスよく降りていきます。
2.感覚としては地声（チェストボイス）・ミックスボイス・裏声（ヘッドボイス）が一つに繋がるイメージです。
3.「ファー」が出来たら次に「フェ―」、「フィー」、「フォー」、「フゥー」と実施していきます。
この方法で2オクターブ以上音域が広がる人をたくさんレッスンしてきたので、音域を広げる方法は、ストレッチ、ブレス、筋トレです。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2.【女性の音域】女声の平均的な声域とチェック方法【音域の広げ方】
音域を広げるためには、平均的な女性の声域と、声域を簡単にチェックする方法を知る事が重要です。
なぜなら、日々チェックすることによって、変化を知り成長できるからです。
女性のチェストボイス（地声）の平均的な声域は、歌唱時の「声楽的声域」で、G3~C5（mid1G～hiC）の1オクターブ半になります。
また裏声（ヘッドボイス）の平均的な「声楽的声域」は、B4~E5（hiB～hiE）になります。
ボイストレーニングでは、音域拡大や、倍音成分を習得するため、「生理的声域」までトレーニングしていくので、チェストボイス（地声）の平均で、F3~D5（mid1F～hiD）、裏声（ヘッドボイス）の平均で、F4~F5(mid2F~hiF)までトレーニングしていきます。
これはあくまで平均なので、低音も、高音も苦しくない場合は、どんどんボイストレーニングで広げていきます。
★女性の声楽的声域の平均：歌唱時
チェストボイス（地声）G3~C5（mid1G～hiC）
ヘッドボイス（裏声）B4~E5（hiB～hiE）
★女性の生理的声域の平均：ボイストレーニング時
チェストボイス（地声）F3~D5（mid1F～hiD）
ヘッドボイス（裏声）F4~F5(mid2F~hiF)
★声域のチェックアプリ「チューナー n-Track Tuner」
まずは、こちらの平均を参考にしながら、次のアプリで確認しましょう。
「チューナー n-Track Tuner」
『どうしても自分の声楽的声域がわからない』という意見もありますが、その通りなので、プロのボイストレーナーのオンライン無料体験レッスンで確認してもらいましょう。
日々チェックすることによって、変化を知り成長できるので、音域を広げるためには、平均的な女性の声域と、声域を簡単にチェックする方法を知る事が重要です。
女性の平均的な音域をもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
3.【女声出し方】男性でもナチュラルボイスの女声練習法【メラニー法】
ボイストレーニングにより女声を出す方法「メラニー法」は、男性でもナチュラルボイスの女声の練習方法になります。
なぜなら、アメリカのメラニー・アン・フィリップスが、外科的処置に頼らずに、訓練によって、声の性適合を行うために開発したからです。
①喉仏を上げる
まずは、喉仏を上げる練習をしましょう。最初は鏡を見ながら確認し、徐々に喉仏を上げる感覚をつかんでいきます。
②上げた喉仏をキープする
喉仏を自由に上げられるようになったら、喉仏を押し上げて、その位置をキープするようにします。
③ため息を吐く
喉仏を上げたままだとカエルのような声になってしまうため、少しずつ息を吐きながら調節をします。喉仏が下がらないように、ため息を吐きます。自由に息ができるようになればクリアです。
④ささやき声を出す
喉仏が下がらないように、ささやき声を出してみましょう。そして、小さなささやき声でヒソヒソ話をできるようにしてみましょう。
⑤音を出してみる
最初は「あいうえお」などから練習を。短い単語を発声し、そのあとに文章で話してみましょう。これを録音と再生を繰り返し、女声らしい響きをつけることを身体で覚えましょう。
『上手く出来ているかわからない』という意見もありますが、その通りなので、まずはスマホ等で録音して聴いてみましょう。
それでも分からない場合は、専門のボイストレーナーを訪ねてみましょう。
アメリカのメラニー・アン・フィリップスが、外科的処置に頼らずに、訓練によって、声の性適合を行うために開発したので、ボイストレーニングにより女声を出す方法「メラニー法」は、男性でもナチュラルボイスの女声の練習方法になります。
メラニー法などをもっと掘り下げたい方はこちらをご覧ください。
4.【男性の音域】男声の平均的な声域とチェック方法【音域の広げ方】
音域を広げるためには、平均的な男性の声域と、声域を簡単にチェックする方法を知る事が重要です。
なぜなら、日々チェックすることによって、変化を知り成長できるからです。
男性のチェストボイス（地声）の平均的な声域は、歌唱時の「声楽的声域」で、C3~G4（mid1C～mid2G）の1オクターブ半になります。
また裏声（ヘッドボイス）の平均的な「声楽的声域」は、E4~C5（mid2B～hiC）になります。
ボイストレーニングでは、音域拡大や、倍音成分を習得するため、「生理的声域」までトレーニングしていくので、チェストボイス（地声）の平均で、G2~A4（LowG～hiA）、裏声（ヘッドボイス）の平均で、D4~D5(mid2D~hiD)までトレーニングしていきます。
これはあくまで平均なので、低音も、高音も苦しくない場合は、どんどんボイストレーニングで広げていきます。
★男性の声楽的声域の平均：歌唱時
チェストボイス（地声）C3~G4（mid1C～mid2G）
ヘッドボイス（裏声）E4~C5（mid2B～hiC）
★男性の生理的声域の平均：ボイストレーニング時
チェストボイス（地声）G2~A4（LowG～hiA）
ヘッドボイス（裏声）D4~D5(mid2D~hiD)
★声域のチェックアプリ「チューナー n-Track Tuner」
まずは、こちらの平均を参考にしながら、次のアプリで確認しましょう。
「チューナー n-Track Tuner」
『どうしても自分の声楽的声域がわからない』という意見もありますが、その通りなので、プロのボイストレーナーのオンライン無料体験レッスンで確認してもらいましょう。
日々チェックすることによって、変化を知り成長できるので、音域を広げるためには、平均的な男性の声域と、声域を簡単にチェックする方法を知る事が重要です。
もっとこちらの記事を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
5.【オク下とは】カラオケで、オクターブ下で歌ってしまう、原因と悩み解決
カラオケで、オクターブ下で歌ってしまう、原因と悩み解決の答えは、音感を鍛える事です。
なぜなら、音感が鍛えられると、自分がオク下ということを認識できて、改善できるからです。
オク下とは「オクターブ下」の略で、原曲よりも1オクターブ低い音域で、歌っていることを指します。
女性には、そこまで低い声を出せる人は少ないのですが、男性では低い声の方が、簡単に出せることが多いので、この現象が起こります。
まず、前提として悪いことではないです。ですが、無意識で自分で気づかず、オク下になってしまっている場合は、改善していきましょう。
- まずは、歌いたい曲の原曲をじっくり聴きます。
- 次にスマホ等で録音しながら、一緒に歌ってみます。
- それを再生しても、自分の声が、原曲のオク下かわからない場合は、その1オクターブ上で歌って、再生し聴き比べて判断します。
『聴いてもわからない』という意見もありますが、その通りなので、その場合は手っ取り早くオンラインの無料体験レッスンで、プロのボイストレーナーに見てもらいましょう。
音感が鍛えられれば、自分でオク下を認識できて、改善できるので、カラオケで、オクターブ下で歌ってしまう、原因と悩み解決の答えは、音感を鍛える事です。
オク下についてもっと掘り下げたい方はこちらをご覧ください。
6.【音域が狭い曲】音域が狭い人でも歌いやすい曲【男女別おススメ】
音域が狭い人は、まずは音域を狭い曲をどんどん歌うべきです。
なぜなら、歌をうたうことによる声帯周辺の筋肉運動で、徐々に音域も広がっていくからです。
まずは男女別で3曲ずつ歌いやすいおすすめ曲を紹介します。
これに限らず、まずは色々と歌って歌いやすさをチェックしながら、原曲キーではなく、自分のキーに設定して歌うようにしましょう。
★Hello/福山 雅治
★明日があるさ (ジョージアで行きましょう編)/ウルフルズ
★白い雲のように/猿岩石
★365日の紙飛行機 / AKB48
★マリーゴールド / あいみょん
★キミに100パーセント/きゃりーぱみゅぱみゅ
『歌える曲がない』という意見もありますが、その通りであれば、まずは「ふるさと」や「たなばたさま」、「蛍の光」等の童謡から挑戦してみましょう。
歌をうたうことによる声帯周辺の筋肉運動で、徐々に音域も広がっていくので、音域が狭い人は、まずは音域を狭い曲をどんどん歌うべきです。
歌いやすい曲をもっと知りたい。もっと歌える曲の引き出しを増やしたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
- 音域を広げる方法がわかった
- 男女別の音域やチェック方法、広げ方がわかった
ここまでお読み頂きありがとうございます。
是非とも一度無料体験レッスンで、専門家による、プロのボイストレーニングを受けてみてください。
音域拡大（声域拡大）とはをじっくりとお教えいたします。
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筋トレが出来ているかわからないという意見もありますが、その通りなので、一度プロのボイストレーナーに見てもらうことをおススメします。