カラオケに行くと「自分は歌が下手だからな」と自信を持てない方は結構いらっしゃると思います。私の周りでも「歌が下手だからカラオケは……」と避ける方も結構いました。
そういった人をカラオケに連れて行っても、ただただ聴くだけに徹するので申し訳なく思ってしまうんですよね。
それを解消するためには、「上手くなくても大丈夫！」ということをもっと示してあげないとダメだと思うんです。
脚の遅い人をマラソンに誘っても絶対に来ないですよね。自信が無いのもそうですが、走る面白さを理解できないからだと思うのです。
しかし、何かのきっかけで走る面白さを知れば、自分の中でどんどんもっと走りたいという欲求が湧いてきて、気が付けばマラソン大会に積極的に出場してしまう人もいますよね。このようなことは、きっかけ一つでガラリと変わるものなのです。
カラオケも同じです。歌に自信が無いこともそうですが、そもそも歌を唄う楽しさや快感を知らないのでしょう。こういった方は「上手く唄わなければいけない」というある種の完璧主義から来るプレッシャーに囚われていると思うのです。
歌なんてそもそも上手く唄う必要はありません。歌は人の心を高揚させてくれます。ここに巧拙は関係ないのです。
それを体験させるためには、是非とも盛り上がる曲を唄わせてみてください。
盛り上がる曲に歌の巧拙は問いません。メロディや歌詞によって盛り上がるわけですから、どんな方が歌っても問題は無いのです。一人で唄うのを恥ずかしがる場合は、誰かが一緒に唄ってあげてください。
このようにしてカラオケで盛り上がる曲を唄うことにより、カラオケボックスの中が一体感を持ち、より気持ちが高揚していくでしょう。こうして盛り上がった中でもう一曲、もう一曲と追加して唄わせていけば、そのうち「上手く唄わなくてもいいんだ」「唄うって気持ちいい」という感覚が芽生えてくるでしょう。そうなればしめたものです。
これは他人だけでなく自分にも当てはまります。唄うのが恥ずかしいとか嫌だと思っている方は、是非とも一発盛り上がる曲をかましてみてください。絶対に気持ちいいですよ。
