カラオケで上達したいのなら、まずは曲を丸ごと覚えることから始めると良いですよ。最初は歌手のモノマネになっても良いのです。とにかく、完全にコピーできるまで聴き込んでみてください。
歌が下手な人は、まったくと言って良いほど、その曲を聞き込んでいません。ですから、音程も外れるし、リズム感もないのです。最悪の場合、原曲はなんだったのだろうと思うぐらい別の歌を歌っているような錯覚を起こします。
曲を聴き込むためのおすすめの方法は、やはり通勤や通学時などの隙間時間を利用して、イヤホンを使いながら集中してみましょう。このときなぜイヤホンを使うのが良いかというと、外界からの雑音をシャットアウトできるからですね。
雑音が耳に入りにくい状態で、原曲を耳で覚えるのです。回数をこなすうちに、イントロの数秒を聴いただけでもどの曲かわかるようになります。こうなったら、次のステップに移りましょう。
曲自体を覚えたと思ったら、今度は自分の歌声を小さくても良いので合わせてみるのです。最初はなんとなく音程が外れたり、歌い出しのタイミングもずれたりするかもしれません。ですが、これも慣れの問題です。
何度も繰り返しているうちに、まるで元の歌手が歌っているようにぴったりと音程もリズムも合わせられるようになります。こうなったら、あと少しですね。
こうして丸ごと曲を覚えることができたら、あとはご自身のオリジナリティを加算すれば良いのです。とはいえ、ベテラン歌手がテレビやコンサートで披露するような、変な“タメ”を作ったり、わざと音程を外すようなことは止めておきましょう。
あくまでも、基本に沿っていなければ、実際に歌ったときに違和感を覚えるだけです。ではどうすれば良いのかですが、歌に抑揚をつけるようにすればよいのですね。どんな曲にも、メインフレーズがあるはずです。このメインフレーズの部分を感情を込めて歌ってみましょう。
恥ずかしがってはいつまでも上手くならないばかりです。どんどん練習して、音程やリズム、抑揚も完璧にこなせるようにしましょう。最初から複数の曲を完璧に、などは無理なのですから、これだと思うものを1曲だけ選んでトライしてください。
何事も、ひとつずつ段階を踏んで練習すれば、きっと自分でも納得のいく状態に持っていくことができるでしょう。コンプレックスをなくすぐらいに練習を積むことができれば、お友達の前で自慢げに披露する日も近いですよ!