音痴を克服するためには、まず現実に目を向けなければなりません。
そのためにも自分が歌っている声を録音して客観的に聴いてみましょう。
音が外れている、リズムが合っていない、声がかすれてしまっているなど、さまざまな問題点が浮上してくるはずです。音程とリズム、それに発声はどれもが歌を歌うのに必要な要素ですので、自分が不足しているものを理解してそれに合わせたトレーニングを行っていきましょう。
自分の歌声を確認する時には、声をはっきりと認識できなければなりません。BGMを小さくしたり、アカペラで歌いましょう。
そこで声は出ているのに音程が合っていない、リズムが取れていないと感じたかたは、今度は同じ曲をハミングで歌ってみてください。
ハミングというのはいわゆる鼻歌です。口を閉じてんーんーと音のみを出す方法ですが、ハミングは音程を取る優秀な練習手段になります。
ハミングですと歌詞を気にする必要がなくメロディーだけを集中して追うことができるようになって、また口を閉じて声を出すことで普通に発声するよりも体の中に音が響いて音が聴き取りやすくなります。
高音も出しやすくなりますので、まずは曲に合わせてハミングで音を取るように練習をしてみてください。この際には鼻から声を抜くようにすることが大切です。
お風呂の中や車の運転中にも気軽に行えますので、音程をリズムよく取れるように繰り返し練習をしてみてください。その後普通に歌うときにだいぶ歌いやすくなっているはずです。
声がかすれてしまう、出ないという音痴のかたは、声がお腹から出せていない可能性が非常に高いです。
人は横になっている時には自然とお腹で呼吸をします。お腹で息をする方法を起き上がってもできるように意識して、お腹の底から声を出すことを意識してください。高音も低音もそれでかなり出しやすくなります。
音痴を克服するためには原因を知ることが大切です。
自信のない自分の歌声を聴くのには勇気がいりますが、くじけないで現実を受け止めて対策を行っていきましょう。歌というのはどなたでも練習をすることで上達をしますので安心してください。
