ウィスパーボイスの出し方

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「ウィスパーボイス」という歌唱法を知っていますか?

 

直訳すると「ささやき声」

 

まさに、耳元でささやくように、

やさしい声色で歌う歌唱法のことです。

 

最近の歌手で言うと、

「相対性理論」というバンドの

やくしまるえつこさんの歌声が

まさにきれいな「ウィスパーボイス」

 

独特の世界観にマッチした、

さすがのウィスパーボイスで

歌いあげています。

 

ではまず、

「ウィスパーボイス」って

なんでわざわざやるの?

 

という根本的な疑問が生まれた方に

お答えしておこうと思います。

 

「ウィスパーボイスで歌うと

倍音が出て心地よく感じるから!」

 

普通の声の出し方と比べて、

ウィスパーボイスだと

ブワッと丸くて太い音の感じが

感じられるかと思います。

 

これは、普通よりも

「息の量」を多く出しながら

歌っているからなのです。

 

が、理屈は置いておいて、

なんだかやさしくて心地よい声だと

思いませんか?

 

なんだか子供の頃、

根つく前に、お母さんが

小さな声で耳元で歌ってくれた

子守唄のようです。

 

この独特の感じを

科学的に切ってしまうと

いわゆる「倍音」が多い音だから!

 

という結論になります。

 

元々人の声と言うのは、

楽器のサウンドに比べて

倍音が多いものです。

 

が、さらに倍音を出すことで、

不思議と人間の耳には

心地よいサウンドに聞こえます。

 

そして、この効果を狙って

ウィスパーボイスで歌うわけですが、

もちろん万能というわけではありません。

 

いいところがあれば、

必ず弱点もあるのが世の中です。

 

ウィスパーボイスの最大の弱点は

 

【声量が稼げない!】

 

どうしても声のボリュームが

小さくなってしまうのです。

 

ささやくように、

沢山の息をつかって歌うので、

どうしても音量に限界が出てきます。

 

なので、実際のステージで

ウィスパーボイスを使う時は、

 

【マイクコントロール】

 

がとっても重要になって来ます!

 

普段の歌い方の時には、

少しマイクを離して歌い。

 

ウィスパーボイスになったら

マイクを近づけて歌う。

 

などの、声量の変化に対する対策を

しっかり練習しておかないと、

本番でバックの音にかき消されて、

せっかくのウィスパーボイスも

まったく聞こえない!

 

なんて事になりがちです。

 

ウィスパーボイスの習得に興味がある人は、

是非、マイクコントロールとセットで

練習して行ってみてください。

 

倍音の多い、心地よいウィスパーボイス。

 

これをマスターすれば、

あなたの歌の表現力は

劇的に向上するはずです!

 

どうぞお試しください。

 

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