歌が上手くなりたい。音痴を克服したい。と悩みを抱いている人はまず、曲選びから見返してみましょう。曲の中には音域の幅が広いものから狭いもの、リズムの単調なものから、複雑なもの、そして歌詞がたくさん詰まっていて難しいものから童謡のように簡単なものまで種類は本当に多数です。
まず歌を少しでもすんなりと上手く歌いたいのでしたら、簡単な歌いやすい曲を選ぶのも方法の一つです。歌いやすい曲と言っても人それぞれの解釈によりますが、自分の音域を知るのはかなり歌の上達には重要です。
そして、その音域の中のどの当たりのキーで歌うと一番歌いやすいかなど、自分の歌のポジションとなるキーを知っておくのはとても良いことです。
近年はカラオケ世代ということで、若い人でも歌の上手い人はたくさんいます。いや、若い人の方が歌が上手いのではないでしょうか。
幼い頃からカラオケボックスなどで歌う習慣や文化が成り立っていましたから、昔の人に比べて音程の良い人が多いことと思います。
アカペラでハモリを楽しみながら歌うコーラスグループなども巷ではまだまだブームが続いているようです。それだけ歌を歌うことがとても身近な時代に生まれ育ったということでしょう。
歌は一概にうまく歌えば良いというわけでもありません。
歌が上手いという定義は音程が安定していればOKというわけではないのです。歌はやはり心で歌うものです。感情をメロディに乗せてこそ、歌です。
よくカラオケボックスに採点してくれるシステムがありますが、あの採点が高得点ならば歌が上手い人と誰もが思いがちでありますが、歌とは本来はもっともっと奥の深いものであります。あの採点マシンは音程やリズムを図るものに過ぎないのです。
しかし、歌とはもっと奥深く、声の発生の仕方や歌詞の歌いまわし、あるいは息づかいなど、心と言う感情のフィルターを通すことで人々の心に伝わります。
音痴を直したい直したいとばかり考えるのではなく、自分の言葉で自分の声で歌うことが一番重要なのです。