カラオケで練習する際には、まずは立ち方とマイクの持ち方のポイントを知っておくことが大切です。このポイントを知っておくだけでも、歌が上手くなるスピードがかなり違ってきます。
歌う時には、背筋をまっすぐ伸ばして立ち、アゴを引いて真っ直ぐ前を見ます。これが基本姿勢です。アゴを引くと高い声が出やすくなるので、声の音域が広くなり歌いやすくなります。
逆に姿勢が悪いと、どうしてものどがしまってしまうので、声を出し辛くなります。その状態で無理に声を出そうとすれば、のどにも負担がかかります。そのため、まずは正しい姿勢を身につけることが大切です。
次に、意外にあまり気にせずにいるポイントとなるのが、マイクの持ち方です。マイクの持ち方一つでも、声の響き具合に関係しているのです。マイクは、口の位置と平行に持つようにしましょう。
こうすることで、マイクが声を広範囲に拾えるようになります。よく、マイクの口部分を持つ人もいますが、これはNGです。
マイクの口部分を持つと声がこもってしまうため、せっかくの響きがキレイに聞こえません。また、アゴの部分にマイクをくっつける歌い方も、声を拾いにくくなるのでしないようにしましょう。
この他、上手く歌うためには選曲も大切です。好きな曲を歌いたいと思うかもしれませんが、やはり自分の音域や声質に合った曲を選ぶことも、上手く歌うコツとなります。そのためにも、自分の音域がどれぐらいまでなら出せるのかを予め知っておくことが大切です。
もし、あまり歌に自信がない人であれば、なるべく歌いやすい曲を選曲するのがオススメです。曲全体の音域があまり広くない、スローテンポである、音の上がり下がりが激しくないといった、歌いやすいポイントが入っている曲を選ぶといいでしょう。
また、腹式呼吸で歌うことも大切です。腹式で歌うことによってボリュームのある声や高い声が出しやすくなります。
ただ実際には1人でカラオケで練習していたとしても、なかなか腹式呼吸を習得するのは難しいところがあるでしょう。
そんな時には、ボイストレーニングなどに通ってみるのもオススメです。プロの指導者によるレッスンが受けられ、立ち方や発声法など基本から応用まで、幅広く学ぶことができます。