みなさんは歌っているときに自分が裏声で歌っているのか、地声で歌っているのかを意識して歌っているでしょうか。
あまり深く意識せずに歌っているという方も多いのではないかと思います。
ボイトレをすることで、裏声や地声を使い分けたり、裏声と地声を混ぜた声(ミックスボイス)を身に着けて、歌える曲の幅を広げましょう。
うまく地声や裏声を使い分けることができると、一段と歌が上達しますよ。
女の人の場合、日常生活でも実は裏声を使っているときがあります。電話に出るときに声がうわずって場合などがそうです。
男性の場合はあまり普段裏声を使うということは少ないのでイメージはつきにくいかもしれませんが、簡単に言うと安田大サーカスのクロちゃんがしゃべるときに使っているのが裏声です。
裏声を使って歌ったことのないかたも多いでしょうから、まず裏声の発声のトレーニングをすると良いです。
裏声を出すときには、最初は出しやすい「ホ~」という音で練習してみるといいでしょう。
一つの音が出るようになったら音階を音階をつけて裏声で歌ってみます。裏声を出すときにはのどに力を入れすぎないのがポイントです。
のどに力を入れてしまうと、うまく発声できないばかりか、のどへの負担も大きくなってしまいます。
次に裏声に慣れてきたらだんだんとその音を低くしていきましょう。
すると声が切り替わって地声になる瞬間があると思います。
その瞬間はどうしても声が途切れてしまって最初は裏声と地声がうまくつながらないと思いますが、ミックスボイスのトレーニングをすることで、うまくつなげられるようになります。
高い音から順に裏声、ミックスボイス、地声とつなげて徐々に下がっていく音階を歌ってみましょう。
また、逆に低いほうから順に地声、ミックスボイス、裏声と徐々に上がっていく音階を歌っていきましょう。
上から下、下から上に裏声と地声をつなぐことができるようになれば、歌っているときにうまく地声と裏声を切り替えて歌えるようになっているはずです。