僕はゴスペルのディレクターをするようになってしばらく経ちますが、
メンバーによく相談されるものの一つに、
「クリスチャンじゃない自分がゴスペルを歌っていていいのかな…」
というものがあります。
そもそもゴスペルとはなんぞや?という方もいらっしゃると思いますが、
「ゴスペル」とは「キリスト教の神様を賛美する音楽」です。
ですので、
ノンクリスチャン(キリスト教とじゃない人)がゴスペルを歌うことに疑問を感じる方も少なくないんですね。
で、
結論からいいますと、
「全く問題ない!!」
と僕はいつも答えます。
もちろんこの質問に対しては色々な考え方があると思いますが、
この答えは僕なりの経験からきています。
僕は2013年の夏の間ニューヨークに滞在していたのですが、
その間ブルックリンにある黒人とヒスパニックの教会に通っていました。
周囲や教会にはアジア人も全くおらず、
どう見てもアジア人な僕は結構目立つ存在でしたが、
教会の人達にファミリーとして本当に暖かく迎えてもらって、
帰国して1年以上経つ今でも連絡を取り合ってる、
僕にとってとても大切な教会です。
で、
僕はノンクリスチャンなのですが、
そこでノンクリスチャンである自分が教会に通い、
ゴスペルを歌っていいのか、
と教会員の方に聞いてみました。
その方が答えるには、
「君がクリスチャンであるかどうかは、
君と神様のパーソナルな関係の問題であって、
そこについて誰かに問われるものではない」
とのことでした。
つまり僕の解釈としては、
ゴスペルを歌うときにクリスチャンかどうかは問題ではなく、
もしゴスペルを通して「クリスチャンになりたい!」と思うのであれば、
クリスチャンになればいいし、
そう思わないのなら別にならなくてもいい、
第一にそれは誰かに指摘や強制をされるものではないということです。
というわけで、
ノンクリスチャンであってもゴスペル歌ってオッケーです!
みんなガンガンゴスペル歌いましょう!
(写真:僕がNYで通っていた教会、Calvary Church)