一般的にゴスペルと呼ばれているのは、黒人教会で歌われている合唱のことをいいます。
誰かが歌い出せば会場が総立ちとなって、ステップを踏んだり手でリズムを取りながら声を張り上げて歌う、そんな光景をゴスペルと取り扱った映画で見たことがあるかたも多いでしょう。
讃美歌よりも日常生活に沿った歌詞が多く、その前向きなメッセージ性がたくさんの人に親しまれています。ゴスペルを学べるサークルは、大ヒットした映画の影響があって日本国内でかなり増えました。男女問わずに夢中になっているかたが多く、サークル参加者は楽しんで歌を学んでいっています。
ゴスペルはサークルに複数の人が集まって一緒に歌を練習しますので、同じく歌を趣味としている仲間を見つけやすいというのが特徴です。社会人のかたの参加者も多く、中にはゴスペルサークルを通じてお付き合いを始めるかたも多くいらっしゃるといいます。
一つの曲を一緒になって作り上げていく作業をしますので、一体感も生まれやすいのでしょう。
ゴスペルというのはコーラスでソプラノ、アルト、テナーの三つに分類をされています。この三つのパートが混ざると、素晴らしいハーモニーを奏でてくれるのです。
そのためには気持ちを合わせることが必要になりますし、自分の歌の技術だけではなく一緒に歌うかたの声の調子に合わせて、口元を確認しながら歌い合わせていくことが大切になります。
そのため一人で歌うときよりも一体感を満喫することができますし、仲間との共感を得やすいというのがゴスペルの特徴です。
もちろんサークルといえど、個々のレベルを上がるために基礎練習や訓練が必要になってきます。音程が取れない、リズムが取れないでは、声を合わせることと全身でリズムを取って歌うゴスペルを楽しむことができないからです。
基本的にはボイストレーニングや腹式呼吸を学ぶこと、音感を鍛えることですが必要になりますが、これには特別な講師はいりませんし、サークルの仲間同士で高め合うことができます。
ゴスペルは何よりも楽しんで歌うことが一番重要です。一緒に歌う仲間と共に、最高の音楽を作り上げることに面白さを見出してください。