歌いたい曲を歌う、まず最初の１歩は音程とリズムを合わせるところから入りますね。これがちゃんと正確にとれたなら、まず音痴には思われないでしょう。しかし、音程を取るのは簡単そうに見えても以外と難しいものです。歌いなれたものでも音程を外していることはよくあることです。
では、どうすれば音程がとれやすくなるのでしょうか。１音１音楽譜で確認して、ピアノなどの楽器で実際に鳴らしてみながら、というのことを私はやってみました。そのとき音楽の先生が一緒に練習してくれました。そのときに言われたことが、「裏声で歌いなさい」でした。私は最初、何故裏声だけで歌わなければならないのか分かりませんでした。だから、先生に言われてもそこまで気にしてはいませんでした。しかし、ある日言われました。音が外れている、と。どうやら裏声と地声では音程の高さが大きく変わってしまうようなのです。どうやろうとも裏声で歌っていたところを急に地声に変えてしまうと、音が低くなりすぎて音を外した状態になってしまうのです。目から鱗でした。私はずっと音を外していないと思っていたので衝撃的でした。実際に裏声で最初から最後まで歌ってみると違いが分かります。歌声が安定しない理由もここにあったのです。
裏声を練習することには利点があります。音域の拡張と音痴の改善に効果があるのです。喉の筋肉の中には、声の高さを調節する役割を果たすものがあります。この筋肉が裏声を出すことで効果的に鍛えることが出来るのです。裏声は無理に喉に力が入っていると出せません。このことから裏声で歌おうとすると喉に力を入れないように意識づけることもできます。
低い裏声を出すことは最初は難しいと思います。まずは高い音から練習していきましょう。練習していけば裏声を出す感覚をつかむことが出来、低い音も裏声で出せるようになります。正確には裏声混じりの地声でしょうか？裏声を練習していけば自ずと音痴の改善、音域の拡張に繋がります。音痴が改善されればカラオケのランキングの順位も上がってきます。頑張って練習しましょう！
