カラオケの採点機能は昔に比べると精密になっていて、高得点を出すのが難しく感じる人も多いと思います。
昔はメロディーが合っているだけでもある程度の得点を出せましたし、童謡やバラードなどのゆったりとした曲は高得点を出しやすかったですよね。
現在の採点の内容も細かくて、90点以上を目指して練習するだけでも自然と歌が上手くなるので、それもひとつの楽しみ方といえます。
でも、いくら練習しても採点で90点以上を出せないと悩んでいる人は、音程だけに気を取られている可能性があるので、他にも高得点を出すコツがあることを知ってもらいたいです。
それが、抑揚と安定性とロングトーンです。
抑揚とは声の強弱のことですが、これができていない人も多いです。
歌の出だしは声のトーンを弱くして、サビに近づくにつれて声をしっかりと張って歌うようにすると良いです。
ロングトーンはバラードの曲によく出てくるのですが、歌の最後に長く伸ばす部分のことを言います。
ここを息継ぎしないでしっかりと伸ばせるようになるだけでも得点に大きく貢献できます。
ただ、ロングトーンをできるようにするには、声の安定性もしっかりとできるようにしましょう。
声が震えがちな人は安定性が無いので、せっかく音程が合っていても音痴に聴こえてしまうことがあります。
声を安定させるためには、歌の練習だけじゃなく体幹を鍛えるのが有効です。
また、腹式呼吸やドックブレスを毎日空いた時間に行うだけでも声の安定性が上がります。
この他に高い得点を出すコツには、ビブラートやコブシ、しゃくりなどのちょっとした技術を使いこなすのも良いですね。
ビブラートができないという人は「ハッハッハッハ」と声を出しながらのドックブレスの練習をすると上達が早くなるのでやってみましょう。
抑揚、ロングトーン、安定性、ビブラート、これらを意識して行っても得点が上がらないという場合は、ガイドボーカルのメロディーを良く聴くことも大切です。
カラオケの採点機能はCDのメロディーと若干違う場合があるのでガイドメロディーの音を覚えてみるのも得点を上げることに繋がります。
また、歌う時は発音にも意識してみてください。歌の出だしが曖昧にならないように注意したり、母音をはっきりと発音することを意識してみるのも重要です。このようなことを頭の片隅に置きながら、あまり肩を張らずにカラオケを楽しんでみましょう。