歌唱力向上には一人カラオケが捗る?人気の曲も習得できて一石二鳥なお話。

画像_自分でできるボイトレ

みなさん、歌は好きですか?もとい歌うのは好きですか?私は日常的に何かを口ずさんでしまうほど歌が好きです。惚れ込んだアーティストの親しんだ曲が頭の中で再生されると自然と鼻歌が漏れてしまいます。しかし歌を歌うという行為は時と場所によって思わぬトラブルを生むものです。
ある日の仕事帰り。とても蒸し暑い夜でしたが、ガス代をケチって車の窓を全開にして車を走らせていた時のことです。車内とは一種のプライベート空間で気持ちも開放的になり、いつもの癖でつい鼻歌を口ずさんでしまいました。

すると信号待ちの停車中、なんと警察官に呼び止められて「お酒、飲んでるよね」と酒気帯び検査を求められました。私の鼻歌は音量が大きくなりがちで、夜ということもあって閑静な道路にも歌声が響いていたようです

。今でも飲み会の席では鉄板ネタなのですが、同時に二度と体験したくない思い出でもあります。
しかし私にとって歌を歌うことは絶好のストレス発散方法。同じ失敗をしない自信がありません。そこでカラオケに行って歌えばいいんだ、と単純明快な結論を導き出したのですが一緒に行く相手が見つからない問題がありました。

社会人とは時間を合わせるのが難しく、周囲に既婚者が多いこともあって誘いづらいのです。

もう最終手段はいわゆる「ヒトカラ」しかありませんでした。ヒトカラがメディアで取り沙汰されて一時プチブームになりましたが、未経験の私には恥ずかしさと抵抗がありました。悩んだ挙句、人目を忍んで行くため平日の深夜を選び、地元より少し離れたカラオケ店に向かいました。
カラオケルームに入る前は必要以上に緊張してしまいました。

受付をするときの店員の表情一つ一つが気になってしょうがありません。団体の賑やかな男女でも現れたら恥ずかしさで憤死していたでしょう。窓全開で歌う度胸はあってもヒトカラが怖いなんて、今にして思えば矛盾していますね。
足早に指定されたルームへ行くと、そこからは自由の時間!抑圧された感情が一気に燃え上がっていきます。気兼ねなく連続して歌いたい曲を選び、休憩することも忘れて歌いまくるのです。

上手い、下手という概念を超えて本能の赴くままに十分、三十分、気付けば一時間が経っていました。しかし、ここで持ち歌に少々飽きてしまい普段は使わないカラオケの機能を遊んでみました。

ボイスチェンジャーや採点機能の他、特に気に入ったのが録音機能でした。自分の歌声を客観的に聞くことなんて滅多にありませんから、それはそれは衝撃でした。

 

「あ、ここ音程外してる」「ちょっとリズム取れていないな」など新しい発見もあり、当初は歌うことだけが目的だったのが、いつしか歌唱力向上の鍛錬の場になっていたのです。

もちろん私はプロではありませんから、自身への的確なアドバイスはできません。しかし自分の歌声を分析することはそう難しいものではありませんでした。好きな曲を歌っているのですから、その原曲と聞き比べることによって修正点が自ずと見えてくるのです。
私はヒトカラの虜となり、週に一度のペースで通うようになりました。

好きな歌が上達していく喜びは心を満たしてくれます。

そうすると今度は誰かに聞かせたくなるのが人の性。ぜひ知人に披露したいのですが、私の好きな曲はどちらかというとマイナーに分類され場が冷めてしまう可能性がありました。

しかしカラオケはそういった悩みを解決してくれます。

備え付けの検索機には人気の曲や流行の曲がピックアップされており、原曲はYouTubeのMVで聞いて練習を行えるのです。

今まで流行の歌なんて…と斜に構えていた私ですが、これを機にオリコンチェックに余念がなくなりました。
聞いて歌って、聞いて歌ってを繰り返していくうちに忘年会の季節がやってきました。

同僚と共に繰り出す二次会のカラオケは、まさにお披露目のチャンス。私は十八番ともいうべき曲を歌い上げ同僚から「オォ!」と感嘆の声を浴びたのです。

ちなみに前の年は知らない曲を自己満足で歌い、静寂が訪れました。
これは私の実体験ですが、何か特別なことをしたわけではありません。純粋に歌が好きで、歌える場所を探したことがきっかけとなって手に入れた成果なのです。

単純に歌う行為だけを追い求めるのもいいですが、熱唱して人から賞賛を浴びる気分はそれ以上に気持ちがいいものです。

もし歌うことが恥ずかしいと思うなら、そんな人こそヒトカラがオススメです。

気兼ねなく熱唱し、それを自己分析して歌唱力がアップするいいとこ取りの方法を活用しない手はないです。

またヒトカラで上達の壁にぶつかったら、技術力のある人にアドバイスを仰ぐのもいいかもしれません。

ヒトカラの世界に一歩踏み出したあなたは、きっとその行動力を手にしているはずです。

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