作詞家になりたいというかたがプロとして活躍するためのルートは一つではありません。
自分で作って自分で歌うのもいいですし、自作した曲をバンドなどに提供するのもいいでしょう。
また作ったものをコンテストなどに応募することで採用される道もあります。ただし、プロとしてデビューを果たし安定した活動を行いたいというのであれば、作詞の基礎を充分に学んでいく必要があります。言葉を操れる誰もが簡単に作詞をすることが可能ですが、プロとして作品を発表できるレベルにまで高めるためには相応の努力も経験も、そして知識も必要になってくるのです。
作詞家というのは極端にいうと、たとえ楽器が弾けなくても楽譜が読めないかたでも音楽業界に携わることが可能でな職業です。ですが無限にある言葉の中から世界観を作るために適切な単語を選び出して、韻を踏んだり母音を整えたり、文字数を揃える作業をしていかなくてはなりませんし、なおかつそれを歌う歌手の特徴を考慮したり、何よりも聴いた人の印象に残るような作品を作らなくてはなりません。作詞とてつもなく大変な仕事なのです。
たしかに独学で作詞家になったかたは大勢いますが、プロとして活動し続けるためには作品を作り続けていかなくてはならず、それだけの努力を必要とします。土台となる底力がなければ通用しません。
ですから、もし本気で作詞家になりたいと考えているのであれば、本格的に作詞家になるための勉強をする場所に通うことを考えてみてください。作詞家に必要な技術や自分の作った作品への指導を行ってもらえることはとても力になります。また、大抵の作詞家のスクールでは定期的にコンペなども開催されていますので実力を試すチャンスも豊富ですし、同じように作詞家を目指すかた達と交流できるのもいい刺激を受けることになるでしょう。
作詞家になるという夢を叶えるために、ぜひ一度本格的な指導を受けてみてください。独学では知りえなかった世界がきっと見えてきます。