どうして音痴なんだろう、そう悩んでいるかたは少なくありません。それも音痴だからと克服を諦めてしまっているかたが多いのです。
音感やリズム感には確かに個人差がありますし、歌が上手なかたは特別な練習をしなくてもある程度は歌えてしまいます。でも音痴だからといって歌唱力が一生そのままということはないのです。
最初は乗れなかった自転車だって乗れるようになれますし、できなかった逆上がりも繰り返し練習することで出来るようになります。
掛け算の九九だってあれだけ暗記が大変だったのに、いつの間にかスラスラ答えが出るようになったのです。子どもの頃にできなかったことをチャレンジして達成したこと、そのときの感動を思い出して音痴も克服してみませんか。
音痴の大きな原因の一つが、正確な音程が取れないということです。まずは音を聴いてそれにあわせた声を出す練習をしていきましょう。
ドレミファソラシドを正確に把握できるように、ピアノやキーボードに合わせて声を出す練習をするのが有効です。楽器を持っていなくても、インターネット上にはクリックすれば画面上のキーボードの音が出るものや、和音を一音ずつ出してくれる歌の練習用のサイトがありますので活用しましょう。
音階順に歌えるようになること、それができればドミソ、ソシレなどの一音飛ばしにレベルアップするなど少しずつ声を出す練習をしてください。ある程度自信がついたら簡単な歌に挑戦です。いきなりトレンドの曲を歌えというのも難しいですから、誰もが知っている童謡などメロディーが単純なものにチャレンジしましょう。
ゆっくりと確実に声が出るように、音程に合わせて歌っていきます。家の中で声を出すことに抵抗があれば、鼻歌だって構いません。音と音に高低差があったら外れやすい、一定の音程以上になると声が出ないなど、自分の苦手なこともだんだんとわかってくるはずです。
歌唱力は急に上達するものではありませんが、練習し始めとある程度訓練を重ねてからの自分の歌声をぜひ聴き比べてみてください。確実に成長しているのがわかりますよ。