歌に自信がないと大勢で行くカラオケは苦痛以外の何者でもありません。歌わない、盛り上げ役に徹する、という逃げかたもありますが、もしビジネスシーンなどのお付き合いでどうしても歌わなければならない場面に遭遇をしてしまったら、そう思うと胃がキリキリと痛んでしまうかたも少なくないでしょう。
一口に音痴といってもそのタイプはさまざまです。音に対する感覚が鈍いという点で、音程とリズムと音域において苦手意識を持っていることを指して音痴と言いますので、その意味合いは広いのです。音痴を克服しようと思った時には、まず自分はどのタイプの音痴なのを知ることが大切です。そしてそれぞれに合った選曲をするのがカラオケでのコツです。
まず音程が取れずに外してしまう場合には、カラオケで歌う選曲は音程の上下の少ないものを選びましょう。今は便利でインターネットで音痴のかたでも歌いやすい曲、音程の範囲の狭い曲などと検索していけば条件に合ったものがヒットします。
知っている曲があれば覚えて歌ってみてください。かなり歌いやすいはずです。基本的にアイドル曲は全体に歌いやすい傾向で、しかも知っている人が多いメジャー曲も多いので、一緒に盛り上がれてあまり音痴を気にしなくても大丈夫ですから、ノリで何とか乗り切れます。
どうしてもリズムが取れずに困っている音痴のかたは、ゆっくりめの曲を選びましょう。そして歌うときに手で体を叩いてリズムを取ったり、体を左右に揺らしながら歌ってみてください。
声だけでリズムを取ろうとせずに、体全部でリズムに乗るのがコツです。歌の練習の前に伴奏に合わせて手を叩いてみたり、歌詞を気にせずに済むようにらーらーらーで歌ってリズムを掴む練習をすると歌いやすくなります。
選曲に気をつけるだけで歌はかなり上手に聴こえるようになります。ただ、音域の狭さに悩んでいるかたは少しトレーニングが必要です。自主練習で喉を鍛えるのもいいですが、癖がついてしまわないようにボイトレで本格的な指導を受けてみてはいかがでしょう。