「ボイストレーニングで歌手になれますか?」
と、良く聞かれます。
その時私はこう答えることにしています。
【ボイストレーニングだけでは
歌手になれないけど、
歌手になるには絶対必要ですよ!】と。
ボイストレーニング自体だけでは、
歌手になることは不可能です。
でも、ボイストレーニングを
しっかり受けていない人は、
歌手の入口に立つ事すら、
絶対とは言いませんが、不可能です。
理由は3つ。
「1 幅広いジャンルの歌に対応できないから」
「2 毎日歌う基礎が身についていないから」
「3 長時間歌う基礎が身についていないから」
他にも、もっと理由は上げられますが、
歌の技術そのものの理由を上げると、
この3つが代表的です。
プロとして歌手になると、
様々なジャンル、表現の歌を歌う事になります。
もっというと、様々なジャンルの絶妙に混ざった
複雑な歌を歌う事もあります!
その時に、我流だと、
自分の得意なスタイルしか対応できません。
これでは、プロとして心もとないです。
なので、なかなか仕事になりません。
また、例え素晴らしい声を持っていたとしても、
我流だと喉や体の使い方に無駄が多いことがほとんど。
簡単に言うと、力んで歌っているので、
すぐに疲れたり、声が枯れたりしがち。
または、体調の善し悪しで、
その日のパフォーマンスの善し悪しが決まってしまう!
そんな不安定さと戦う事になります。
そんな状態でプロの歌手になってしまうと
はっきり言って悲惨です。
売れっ子歌手になればなるほど、
毎日のようにステージや
レコーディングの現場が現れ、
歌わなければいけなくなります。
そして、ライブならば最低1時間以上。
レコーディングなら、下手したら一日中!
かなりの長時間歌い続ける必要も出てきます。
その時に、しっかりとボイストレーニングを受けて
体の使い方を知っているならば、
バッチリ対応できます。
が、その基礎を身に付けていない人は、
はっきり言って、歯が立たないでしょう。
なので、技術の面からだけ見ても、
【ボイストレーニングだけでは
歌手になれないけど、
歌手になるには絶対必要ですよ!】
というアドバイスになります。
歌手志望のかたは是非参考にしてみて下さい!