シャンソン歌手のように歌うにはどうすればいいでしょうか?他の歌のジャンルの中でもとりわけ難しそうです。シャンソンとは人生そのものを歌のテーマとしています。恋愛も含まれます。その恋愛の細やかな気持ちを歌うには詞にあるような恋愛を実際に体験することも大切ですが、ある程度自分でトレーニングして身に付けることも可能です。例えば映画やドラマの役者さんだといろんな役柄を演じます。実生活でも華やかな恋愛をしている人もいればそうでない人もいます。ワイドショーを賑わせることはなくとも演技は光っている人も多いはずです。シャンソンは歌+演技みたいなものだと思うとよいでしょう。そのために表現力を身に付けることが大切です。
・表現力を磨く(読書や映画)
疑似体験になりますが読書や映画を通してさまざまな感情について学ぶことが大切です。たとえば恋愛結婚で順風満帆の人生を送り、逆に失恋はしたことない人もいるかもしれません。歌の世界では失恋をテーマとした曲は山のようにあります。それもいろいろなケースがあります。なので自分では経験してこなかったという人でも身近なドラマ等で勉強すると表現力を磨くことができます。
・感情をこめて歌うとは
楽譜どおりの強弱記号を忠実に守ることによってある程度、感情をこめて歌うことは可能です。作曲者の意図(詞の情景、感情)でここはピアノ、フォルテとなっているからです。でもなかなかできないですね。顔の表情でも表現できればいいのですが初心者は難しいです。悲しい表情を作ろうとするあまりに歌がおろそかになってしまいそうです。ある程度、強弱記号などがクリアできてから個人的に力を入れて歌いたいところを強化していくとよいでしょう。
このように歌いながら感情を表現するのは実際にやってみると難しいです。地道にトレーニングをしてみて、さまざまな困難を乗り越えることによって本物のシャンソン歌手に近づくことができると思います。