歌が好きで、歌の魅力を伝えたくてボイストレーナーになりたい。とても立派な理由ですね。
しかし、どんなに熱意があっても、ボイストレーナーに限らず教えるという仕事は難しいです。自分が良かれと思って教えていたけれど、生徒にうまく伝わらなかったり、ときには間違って伝わってしまい、その生徒から先生としての信用を失うなんてこともあります。
しかも、東京となると、たくさんのボイトレスクールがあり、競争率が激しいです。また、個人でボイトレを教えるなら、生徒を集めることができなければボイストレーナーとしての職業は成り立ちません。
そこでいいボイストレーナーになる必要があります。まずはどんな人がいいボイストレーナー、いい先生になれるか、一緒に考えていきたいと思います。
いい先生になるには尊敬されることが大切です。尊敬されるというのは、相手を変えようとするのではなく、自分を変えて尊敬されるようになることです。
自分の尊敬する先生、尊敬する人を想像してみてください。身近なら両親だったり、ボイトレスクールに通っている人ならボイストレーナーの先生だったり。いろんな方がいると思います。その人たちに共通した特徴は何でしょうか?
よく話を聞いてくれる人、というのは尊敬されやすい人ですね。親身になって自分の意見や、ときには不安を受け止めてくれる人はとても尊敬される人です。
また責任感がある人も尊敬できます。途中で投げ出すような先生だと尊敬できませんよね?先生として生徒をいい方向へ導くためならあきらめずに指導する、そんな先生なら指導を受けたくなるでしょう。
ほかには、社会人としての基本的なマナーが備わっている人です。時間を守らなかったり、あいさつができなかったり、そんな先生を尊敬できますか?意外に基本的なことができずに、社会生活で苦労されている人がいますね。
やはり教わる分野の専門家である人というのも尊敬されます。歌の分野であれば、先生も歌がうまく、歌についての知識が豊富なことが大事です。歌がうまくなくても教えることがうまいこと人もいますが、やはり歌が上手い人から習いたいものです。
いかがでしょうか。ボイストレーナーになるのは難しいことですが、やはりあきらめないことも大切です。ボイストレーナーになるための努力を怠らずに日々頑張ってみてください。