ビブラートを出せるようになったけど、自分の歌声を録音したのを聴いたら、わざとらしいビブラートになっていてきれいに聴こえない、という方がいらっしゃいます。
どんなビブラートがきれいかというのは、一概には言えないものです。それが音楽のいいところでもありますが、一般的にきれいに聴こえるビブラートで考えてみたいと思います。
それでは、自然できれいなビブラートを出すコツをご紹介しましょう。
・安定させる
波をイメージしてください。波が不規則に大きくなったり小さくなったりしては
とても不安定で落ち着きがないですね。それと同じように、ビブラートの揺れの大きさを一定にしてください。そうすることで安定したきれいなビブラートになります。
・音が途切れない
ビブラートで、断続的に音がとぎれてしまうような方がいらっしゃいます。そんな方は、そもそもロングトーンがうまくできていません。ビブラートを練習するよりも、ロングトーンで安定した音程と声量で出せるようにしましょう。
安定したロングトーンができるようになったら、途切れないように揺らしてビブラートを出しましょう。
・意識しすぎない
意識していないつもりでも、聴き手にはとてもわざとらしくビブラートしてるように聴こえてしまいます。やはり意識してビブラートをつけないことです。自然なビブラートが出せないのは、まだまだ練習が足りない証拠です。無意識でも自然にビブラートが出せるようになるまで何度もビブラートの練習をしてみましょう。
・余韻を残す
語尾をぷっつりと切ってしまうと、とても印象が悪いですね。徐々にフェードアウトするような感じで、きれいな余韻を残すようにしましょう。
いかがでしょうか? 練習方法としては、あなたの好きな歌手のビブラートを、そっくり真似できるまで何度でも練習してみると、何か掴めるかもしれませんね。
また、ボイストレーニングの先生に歌声を聴いてもらうのも上達の近道です。
うまくなるためには、いろんな方法を取り入れてしっかりものにしていきましょう。