歌手のような歌唱力を身につける基礎のボイストレーニング法

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歌手のような歌唱力をつけたい、そう思う人は多いことでしょう。

そのためには基礎が大切になります。スポーツでも、最初からきついトレーニングをしては身体をこわすだけです。

まず基礎的なボイストレーニングからはじめていく必要があるのです。まずは、歌う上で声を出しやすい姿勢を身につけることからはじめましょう。

足は肩幅くらいに開き、かかとからお尻、肩甲骨、後頭部まで一直線になることを意識して立ちます。

肩は力を抜き、胸を若干開くようにして、腕は力を抜いて自然に開く感じにします。顎を引きすぎないようにしましょう。姿勢ができたら、今度は自分の声を確かめて見ましょう。

録音できる機械を持っていればそれを使用すればいいですし、それがなければ壁から20cm程度の距離をとって歌ってみます。このことによって、いつもよりも自分の声がよく聞こえることになります。あまり聞こえない場合には部屋の隅で角に向かって歌ってみましょう。

自分の声の癖がわかったら、弱点を改善することを考えましょう。声を響かせるためには、頭の中で響かせる方法があります。両頬に手を当てた状態で、口を閉じて発声してみます。

ここで両手に振動が伝わってくるはずです。これが声を響かせるということになるのです。高音域で歌うときに、この意識をもって歌うことによって声の出方はまったく異なってきます。低い声を出す際には胸で響かせることを意識しましょう。

声を出しながら胸に手を当ててみると、振動しているのがわかります。

低い声を出すにしたがって、振動は大きくなっていきます。高い声を出そうとするとき同様に、胸に響かせようと意識するかしないかで発声は大きく変わってくることになるのです。

自分が楽に出せる音域以外では、急に身体に力が入ってしまう場合もあります。この状態では思うように声を出すことができません。前述の基本姿勢を意識するとともに鏡で確認してみて、笑顔をつくるようにしてみたり、下あごを自然に開けるようにしてみたりと少しずつ改善するようにしていきましょう。

そして、そもそも歌とは、息を吸って吐くことが基本になります。よって、いかに息を多く吸うことができるのか、ということが自由に歌うためのポイントになります。ここで腹式呼吸ができるかがポイントになります。腹式呼吸をマスターするためには、まず寝転がった状態でチャレンジしてみましょう。

特に肩の高さを変えないことを意識して呼吸すると、自然に腹式呼吸ができます。これが前述の基本姿勢を保つことにもつながってくるのです。ここに挙げた基礎トレーニングによって、歌唱力を伸ばしていきましょう。

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