・はじめに
歌が上手くなりたいけれど、カラオケ道場やボーカルスクールに通うには時間が無かったり、お金が勿体ないと思う人も多いものです。
時間やお金を気にせずボイストレーニングができればこしたことはありません。
自分でできるボイストレーニングの方法について紹介します。
・まずは腹式呼吸から
歌を歌う人にとって腹式呼吸は基本中の基本です。
但し腹式呼吸というのは呼吸だけしようと思っても中々できるものではありません。
まずは腹式呼吸の感覚を覚えましょう。
人は寝ている時には腹式呼吸になりますので、仰向けに寝てお腹を押さえてみます。
呼吸をするとお腹が上下するのが分かりますので、小さな声で構わないので歌を歌い、息継ぎの感覚を覚えましょう。
次に起き上がって両足を肩幅に開き、下腹で呼吸をすることを意識しながら歌を歌います。
これを続けることで腹式呼吸をマスターできる様になります。
・始めは大声を出す必要はない
ボイストレーニングの始めは、大きな声を出すのではなく、声帯を自分で調節出来る様にすることから入ります。
「あ」の連続で良いので、力を抜いて喉の奥を開く様に声を出してみましょう。
声を出しているうちに胃の辺りが動く様な感じがしてくれば、喉が開いて横隔膜が運動している証拠です。
その調子でゆっくりと好きな歌を歌っていきましょう。
・一定の音で長く出せる練習をする
ボイストレーニングは歌を練習するのではなく、声を鍛えるのが目的です。
声を鍛えていない人は一定の音程で長く伸ばして歌うと音程がぐらついてしまったり、息が切れてしまいます。
色々な音程で長く伸ばして歌う練習をしましょう。
「あー」で真っ直ぐに伸ばし続けられる様になり、しかも喉が痛くならなければ声帯が閉まってきているので音程も取り易くなります。
・終わりに
自宅でできるボイストレーニングの方法は、大声で歌うよりも「歌う為の声を作る」ことが目的となります。
腹式呼吸は慣れないうちは中々できないものですが、毎日練習することで自然に身に付きます。
声を出す練習と、音楽に合わせて歌う練習を同時進行させるとより上達も早くなります。