まずビブラートとは、主にロングトーンの際に歌声を一定に伸ばすのではなく、音程をずらすことによって生じる音のことです。
ビブラートは使いこなせられるようになれば、歌好きの方ならより音楽が好きになったり、カラオケでも一味変えられます。 プロを目指す方であれば、必須になりますしさまざまなパターンのビブラートを使いこなせれば音楽表現の幅が増えます。
そのビブラートの出し方を今回は説明します。
ビブラートのためには、ロングトーン(同じ音を長く)を発生してみてください。
例えば、ドであれば(ドーーー)という発声です。
そこに上の音でも下の音でもいいのでロングトーン中に発声してください。
例えば、レのロングトーンに(レーーミーー)(レーードーー)
この二つの発声を繰り返し行ってください。
この繰り返しの発声の切り替えをだんだん早くしていくとビブラートになります。
例えば、先ほどのレでいくと(レドレド)(レミレミ)となります。
今回の場合ですと、大きく二つの出し方になっていることが分かると思います。
一つは、最初の発声より高い発声をして出す方法。
もう一つは、最初の発声より低い発声をして出す方法。
二つのパターンを使い分けられればそれだけで音楽の幅は広がりをみせます。
もちろん、ビブラートの出し方としては二パターンのより細分化された最初の元の発声と次の発声との感覚を早くしたり遅くしたりすることによって世界観をがらりと変られることも可能となります。
例えば、ドのビブラートであっても(ドーレー)(ドレドレドレ)(ドーーレーー)
という感じにさまざまなアレンジをすることが可能になります。
最終的にはさまざまなビブラートの出し方をマスターするのがよいと思いますが、
最初は慣れるまでに時間がかかるので、ゆっくりと遅いビブラートから練習することをお勧めします。
慣れていけば自然と早い出し方もできるようになりますし、曲によってアレンジをどのようにすれば合うか分かるようにもなってきます。
みなさんもビブラートをマスターして音楽をもっと楽しみましょう。