学校にいくより個人の先生からボイストレーニング教わりましょう。東京ならたくさんの個性的な先生がいますよ。何といっても声の専門家ですから!

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私は声を出す事に興味があります。もちろんカラオケも行きます。芝居で声を出すのも好きです。昔、ラジオに出演した経験もあります。一回目の放送で自分の声を聞いた時は「これが自分の声なのか」唖然としました。

鏡で自分の顔を見ても驚かないのに不思議ですね。
私の家の近所に、音楽なら何でも教えます、という看板を出しているボイストレーニングの教室がありました。場所は東京といっても、隣はもう埼玉です。

私はカラオケも好きでしたから、何とかもっと歌が上手くなりたいという願望もありました。何人かの友人はボイストレーニングの学校に行っています。別に歌手になりたい人だけではありません。役者志望もいますし、アナウンサー志望もいます。地方から東京に出てきて、音楽学校に通っている人もいます。

私は小さい頃から学校が嫌いでしたから、個人のレッスンを受けたいと思っていました。それで近所の教室を選びました。

入学してビックリです。もちろん個人ですから先生は一人。アラフォーのちょっと太った女性でした。部屋が小さなスタジオみたいになっているのです。
ピアノが一台とカラオケの機材、録音の設備もありました。

私がイメージしていたボイストレーニングとはまるで違っていました。私も本なんかで少しは知識がありました。演劇の友人もいましたから声については少しは知っているつもりでした。

当たり前のレッスンはすぐに終わります。体を動かしたり顔の筋肉を柔らかくしたり、声を長く伸ばしたり、大きくしたり小さくしたりしました。先生の顔には、誰でもやる事だから、後は自分でやりなさいね、という感じでした。
ここから先生の授業が始まります。

先生の本職はピアノの先生でした。昔はジャズピアニストでシャンソンも歌っていたそうです。
まず、先生の即興のようなピアノが鳴ります。即興で私も声というか歌を歌うのです。絶対に日本語の言葉を使ってはいけないのです。らああ、ううう、しゃばしゃば、うっほっほ、うっほっほ、こんな歌詞で歌うのです。

途中から先生も参加して来ます。二人のジャムセッションというとカッコいいですが、他人が聞いたら、奇妙で気持ちが悪い、気が変になった声が混じりあって、部屋の空気を汚しているとしか聞こえないでしょう。

でも、これが楽しいのです。興奮して来るんです。
もちろん、カラオケも上手くなりましたし、スキャットなら誰にも負けません。

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