プロの歌手はほとんどの人がビブラートというテクニックを駆使して歌を歌っています。
ビブラートのかかった歌はとてもきれいで、うまく聴こえます。
ビブラートはとても難しい技術で、習得するのには長い時間がかかります。この記事ではちょっとしたビブラートを出すためのコツをご紹介いたしますが、コツはあくまでコツであって、この記事を見たからといってすぐに完璧なビブラートができるわけではありません。
ビブラートの習得には年単位の時間がかかりますので、覚悟して練習して自分のものにしてください。
まずビブラートをかけるための方法ですが、ビブラートをかけるときにはお腹の横隔膜のでかけるのが良いといわれています。よく、のどだけを振るわせてビブラートができていると勘違いしている人がいますが、これは本当のビブラートではありません。
のどでかけるビブラートはちりめんビブラートともいわれ、安定しないばかりか、のどを痛めることにもつながりますので絶対にしないようにしましょう。
また、ビブラートは声を揺らすテクニックなのですが、この揺らし方にも注意が必要です。曲に合わせて、適したビブラートをしなければいけません。
ゆっくりな曲に対しては長くゆっくりと揺らぐように、少しテンポの速い曲に対しては短くはやく揺らぐように調整する必要があります。
常に同じビブラートをしていては、色んな曲を歌った時にどうしても違和感が出てきてしまうのです。
ですから、曲に合わせてビブラートができるように、様々な間隔で声を揺らがせることができるように練習する必要があります。
更に、ビブラートをする際には安定しているかどうかも大切になってきます。
声の揺らぎが安定していないビブラートだとあまりきれいに聴こえないです。下手に安定していないビブラートをするくらいだったらロングトーンをそのままのばしてしまったほうがよっぽど上手く聴こえるくらいです。
しかし、安定してビブラートができるようになると一気に歌がうまくなります。
