洋楽の名曲・感動する歌をボイトレで上手く歌いこなす事ができたら。そう言った願望が、曲を聴く度に湧き上がってきます。
曲や歌詞がしっかり理解でき、発音が流暢なら、聴く人も「かっこいい」と思ってくれるでしょうし、歌っている本人も満足できます。何より「英語の曲が歌える」と言うのは自慢になります。ただ、軽く口ずさむだけなら、うる覚えで「ふふふ~」と言う様に、何となく出来ますが、それでは気持ちも乗りませんし、悔しさも残ります。
シャウトしたくても格好悪いものです。
そんな悔しい思いを払拭する為に、洋楽・英語の歌詞をマスターしたいものです。
洋楽について語る時、感動する歌、名曲はそのジャンルによって膨大な数になります。
オールド、ポップス、ロック、メタル、ゴスペル、レゲエ、ラテン、もう少し広げればジャズやオペラ等にまで至ります。
そこまで広げると言語も英語のみならず、シャンソンならフランス語と言う事になりますし、言語を覚えるだけでも実に大変な作業になってしまいます。ここでは、言語の種類を問わず、共通するであろう歌い方や覚え方を解説していきたいと思います。
まず、日本語の曲や歌詞と違って、何を言っているか解らない場合が多いので、第一に曲を好きになって楽しんで聴く事から始めましょう。
何度も何度も聞き流すうちに、その曲のイメージとか盛り上がる箇所を耳に馴染ませていきます。
普通ならこの辺りで楽しむ事は終了と言うわけですが(当然の事ながら、歌詞カードや和訳を見ながらになります)、歌い込むと言う事を考えると、ここからが勝負です。
「上手いなぁ」と唸らせるのには、感情をこめて歌い上げるパターンと、正確に文章を読み上げるが如く間違い無く歌う場合とがあります。
両者の場合に共通するのは「歌詞を正確に読む事・覚える事」であり、その次の段階で英語ならイントネーション、発音の正確性を高めて行く段階へと進みます。
勿論、大真面目に取り組む事も大事ですが、アーチストの真似から入るのも手段だと思います。「似ている事」もそれらしく上手く歌いこなすコツに成って行くからです。
そうした手段も講じた上で、コーラスやサビ部分の分かり易い部分を徹底的に覚えて声に出す。サビ部分を流暢に歌い込めるように、言葉一つ一つの言い回しや、発音の仕方、細かい部分の言い回しを捉えていく。
抑揚をつけながら、ひたすら練習していく。これを徹底的にやっていき、最後にその曲に感情を込めて行きます。
そこまで来たら、原点に戻ってその曲を楽しく口ずさむ。
一通り、通しで歌いつつ、曲や歌詞の意味をもう一度噛み締めて歌ってみる。そうすると、楽しい気持ちのまま、曲や歌を体現できる様に成るとお思います。
時には体を動かし、振り付けも交えて練習すると雰囲気も出てくるでしょう。「成りきる事」も大切な要素です。
外国語の勉強を兼ねて、一曲トライしてみましょう。